- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894569942
感想・レビュー・書評
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晴れた日の昼下がりにぴったりな詩集。読んでいると、ホッとして元気が出た。動物、植物、自然が中心にいて、読むと何気ない日常生活の大切さに意識が向く。どれもよかったが、職質を受けてサッと逃げる様子がくすりと笑えた「ちょっと待て満月」、のんびりしたお昼の時間を思い出す「お昼のニュース」、あしたがあることに気持ちが浮上した「身の上ばなし」がとくにお気に入り。疲れたときに読み返したいと感じた一冊。
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平易な文に隠された深淵な哲学を感じられる詩
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てつがくのライオンが読みたくて購入したが、あいたくて等代表的な詩もたくさん載っていて、そのみずみずしさとふわふわした感覚に感動してしまった。河合隼雄氏の解説も良い。ただ巻末のおじさん3人の座談会が2002年の内容なのに旧い価値観でアタマカチコチだったので読まなきゃよかったと後悔した。
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わたし のことと、 ちきゅう のこと。
詩人は自由だと思った。 -
この人の詩は、なんでこんなに心地よいのかなあ。
「のはらうた」も「てつがくのライオン」もとっても大好きだけど。
やっぱり、特別に愛しいのは、「ちびへび」。
あれは中学校の時。
多分高校入試のための国語のワークの背表紙に。
ちびへびが、いたのです。
一目見た瞬間、もう虜。
可愛い!可愛い!そして切ない…!
詩の主人公はみんな、基本的にのびのびと明るく、生命力とおひさまにあふれてるんだけど、ほんのちょっとだけ、切ない。
その、ほんのちょっとの切なさに、心がキュッとします。
どれも大好きですが「ごまめ」「なくなよ なあ」に、愛。 -
「てつがくのライオン」に惹かれて手に取った詩集。
イルカや鯨やライオンやモンシロチョウになって、直子さんはとても素直でしなやかな言葉で詩を書いている。
わかりやすいのに、よく分らない詩集。 -
のはらうたの人。
松本大洋の母。