1歳児のこころ: 大人との関係の中で育つ自我

  • ひとなる書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894641655

感想・レビュー・書評

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  • 1歳児の自我の発達について学術的に解説されている

    自我の発達について、過去の研究をベースに解説されており、また根拠データも示されており、客観的事実(著者の推論もあるが)として受け入れやすく、参考書として優秀ではないかと思う。
    一方で、学術的な言い回しが多く、それらの言葉に慣れていないとなかなか理解が難しかった。

    (メモ)
    子供の発達確認(18ヶ月検診)においては、可逆の指差し(ワンワンどれ?に対して犬を指差すなど)がキーになる

    行動を指示するだけでなく、行動を想起させる「物」を与えると、行動にスムースに繋げやすい

    大人を通して自分を知り、また大人の真似をして成長することを意識したい

  • 発達障害児への療育を中心としてまとめられており、タイトルから期待したような内容ではなかったが、参考にしたい点がいくつかあった。特に遊びの「見通し」を物を使ってつけてあげることはあまりできておらず、意識して取り組みたい。

  • 図書館にて。
    著者の講演がとても心に響いたので、著書を読むことに。
    学術的な研究をまとめたものが目立つけれど、心に留まる言葉にもあふれていた。
    今まさに一歳半の娘を育てている中で、あぁ、この子のこういう行動はこういう成長の過程なのか、と思えることも。

    気になる一歳半検診の意義や、その大切さもよくわかる。

  • 筆者が行っている親子教室がよくわからないが、親子でのイベントは色々参加した方が子供の発達にはよいらしい。
    イヤイヤ期は子供の気持ちを受けとることが大切。

    世界が狭いと拘りが強く、広くなるとまぁいいかと思えるのは、乳児でなくてもそうなんだろうな。

  • 1歳児の自我の育ちが分かりやすく紹介されている1冊。

    保育・子育てQ&Aは、保護者にどんどん発信していければいいなと思いました。
    仕事でとても役立ちそうな1冊です☆
    保育士だけでなく、育児中のお母さんたちにとっても1歳児について理解しやすい本でおススメです*

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著者プロフィール

1950年新潟生まれ。東京外国語大学英米文学科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修士課程修了。訳書、残雪『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』他。2015年没。

「2020年 『突囲表演』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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