- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894641686
作品紹介・あらすじ
これは、けっして特殊な事件ではない。どこの保育所でも起こりうる「人災」である。小さな嘘、怠慢、思いこみとすれ違い…日々のひずみの積み重ねが、必然的に子どもの命を奪うことがあるかもしれないことに気付いてほしい。命の重みを背負った保育の質を問う、著者渾身のルポ。
感想・レビュー・書評
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クラスメイトに借りて読みました。
読んでいて、怒りで手が震えました。
あってはならないこと。
そして自分の子どもにこんな事が起きたら、生きて行けるだろうかと。
保育園、保育士…そして保育園に子どもを預けている保護者…だけの問題ではなく、子どもの人権に関わる問題なのだと思います。 -
保育現場で起こってしまった事件。上尾保育事件の真相から子どもの命を支える人間関係大切を改めて考えさせられます。保育に関わるすべての人に読んでもらいたい。命の重みをもう一度考え、あなたの保育現場ではどうなのか?我が事として考えるヒントが詰まっています
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4歳児が保育所の本棚で熱中症で死んだ。
みな担任になるのを敬遠するほど荒れたクラス、 一人一人を把握するだけの余裕もない保育士。
文句は言ったもん勝ちのモンスター保護者。
無認可保育室ではない、公立の認可保育所で起こったこと。
おたより帳に書かれた配慮のない言葉には言葉を失った。
『信じられない』ではなく、自分も同じようなことしてるんじゃないかと。
目立たない子ほど放置しがち。 やかましい、体でぶつかってくる子にばかり気を取られてる。 その結果、早生まれの力や気の弱い子が割を食う。 そんな保育になってないか。
保育の仕組みが大きく変わろうとしてる今、まさに命を預かってる仕事ということを自覚して保育しないと。 -
人ごとではない恐怖。
保育の専門性とは何か考えさせられる。
1人ひとりの個性を把握して予測し促していく。
それが自分にできなくてもチームで保育出来るように報連相を大切にする。
自分に出来ることを精一杯やる。
自分の保育の強みを見つける。 -
事故が起きて初めて明らかになる現状…なんていうのはあってはならないことで。日頃の慢心や「今までもやってたから大丈夫だろう」みたいな心掛けがいかに恐ろしいか考え直すきっかけになった。保護者と保育者の会話が噛み合わない連絡帳、見ていてモヤモヤする。信頼関係とはなんなのか考え込んでしまう。
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たまたま関連の本で出てきて気になり購入。
子を持つ親として、保育に携わる仕事をしてる者として、保育環境の現場を知る者として、無性に想像出来てしまうし、この様な現場はここに限らないだろうと。
読んでいる途中も読み終わっても凄く心にモヤモヤが残る。
ただ、どういう状況であれ、子どもが、人間が亡くなる。という事は断じて許せない。あってはならない。あり得ない状況すぎる。慣れうんぬんではない。 -
園ママからお勧めしてもらい読了。
猪熊さん、最近メディアでよくお見かけするけど、必要以上に市が悪い!制度が悪い!みたいな文面はちょっと苦手。
この上尾保育所の児童死亡事件に関しては、重大な原因がひとつあるとかじゃなく、もういろんなところが悪かったんだろうと思う。 -
同じ保育者として必ず読まなくてはいけない書籍の一つです。
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