理論物理学のための幾何学とトポロジー 1

著者 : 中原幹夫 佐久間一浩

• 桐原書店 (2000年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は1986年冬期にSussex大学数理物理科学教室で行った講義をもとに、その内容を大幅に進展させたものである。その際の聴衆は大学院生及び素粒子論、物性物理学あるいは一般相対論を専門とする当教室のメンバーであった。講義はインフォーマルな雰囲気の中で行われたが、本書においても出来うる限りこの点を守るように心がけた。定理の証明はそれが教育的であるものに限って与え、極端にテクニカルなものは省略した;省略した場合は定理の内容が確証できるようにいくつかの例を与えることにした。また、図を出来るだけ多く挿入することで、内容に関する具体的なイメージが把握できるように読者の便宜をはかった。

感想・レビュー・書評

[sergさんの感想 · 2018年11月13日]

4200円購入2011-03-07

[名古屋大学理学図書室さんの感想 · 2016年9月21日]

物理で扱う現代数学と応用はたくさん記載されている

理数理　ナカハ||5||2A　11321851

[tantanさんの感想 · 2013年12月15日]

多様体、トポロジー、微分幾何、複素多様体などの幾何がわかりやすくまとまっており、物理系の方に限らずこの分野の入門として良い本だと思う。物理の話は弦理論まで出てくる高度な内容。

[豆腐小僧さんの感想 · 2011年10月6日]

大学院時代の自主ゼミで読んだ。初めて数学の面白さに触れた気がした。大学時代に出ていなかったのが悔やまれる。物理屋の人でも読めるように基礎から書いてあるので是非挑戦してみほしい。

[アオネさんの感想 · 2010年3月26日]

多様体の物理に必要な部分、エッセンスをわかりやすく解説してくれているので、物理屋には非常にありがたい本です。通読するというより、必要になったらこの本で勉強する…というスタイルがベターかと思います。

著者プロフィール

近畿大学理工学総合研究所研究員

「2021年 『理論物理学のための幾何学とトポロジーII ［原著第２版］』 で使われていた紹介文から引用しています。」