- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894712454
作品紹介・あらすじ
本書は、コストに焦点を当て、空間効率や実行速度、あるいは設計の明瞭さなど、様々なパフォーマンス要素を取り挙げているC++のテクニックを修得する1冊。
感想・レビュー・書評
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コンストラクタ、デストラクタ、メソッドの戻り値、メモリーアロケーション、STL、テンポラリーオブジェクトなどのコストを解説。これらの項目に対し、問題あるコードと、その問題を解消したコードを例としてあげ、実際に速度実験をしている。私は常々、C++のRunTime速度が遅い(コンパイル速度は Cにくらべ遅い)と言っているソフト屋は素人だと思っているが、この本により、その思いをいっそう強くした。C++が悪いのではない、使っているやつの頭が悪いのである。ちなみに最後の章は、C++の解説ではなく、速くソフトが動くために必要な知識が書かれている。私がこの本の著者ならば、この章は書かずに、Write Greate Code<2>をリファレンスにしたと思う。
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実効速度やコストなどの実践的な話題を取り扱った1冊。
パフォーマンス追求に関する記述がロマンにあふれていて、男心をくすぐる。 -
C++プログラムのパフォーマンスを改善するための技法を解説しています。
ほとんどの内容は、ある程度経験を積んだC++プログラマであれば、経験的に知っているのではないかと思います。
ただ、実測を交えて解説してくれているので、推測の域を出なかったことに裏付けを与えてくれます。 -
パフォーマンスを厳しく追求する必要のある開発を行う場合にはとても有用だと思う。
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まだ読んでない。
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C++を使う上での、見えにくいオーバーヘッド等について解説されている。10年以上前の本なのでCPU等の実行環境は今とは比べるべくもないが、C++でプログラミングをする上での不必要な「不最適化」を避けるためには目を通しておきたい一冊。