- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894713284
作品紹介・あらすじ
スライドプレゼンテーションの改善法に関する本。
感想・レビュー・書評
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プレゼンテーションの本質がよく分かります。日本には、下品で醜いパワポスライドに無理矢理合わせて下手なおしゃべりを繰り広げる人があまりにも多すぎる!…ので、多くの学生・ビジネスマンに読んで欲しい。
『プレゼンテーションZen』と
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』を
併せて読むことをお奨めします。どっちが先でも良いかな。
上記2つの本には、共通点が2つあります。
1つめは、内容的にスティーブ・ジョブズのプレゼンに触れていること。
彼の魅力的で洗練されたプレゼンを良しとする、その美学が共通しています。
2つめは、2冊とも文章に無駄が無く、要点がまとまっていて、
しかしながら事例もたっぷり盛り込まれており、
大変分かりやすく、ワクワクするような充実した内容である点。
さすがにプレゼンテーションについて書いているだけあって、
「伝える力」が卓越しているなぁと思いました。
最近、もてはやされている池上彰の本(例えば『伝える力』(PHP研究所)よりも、
だんぜん、「伝える力」がよく「伝わる」本です!!
※池上さんの著書も入門者にとっては分かりやすいと評価した上での比較です!
「2008年の Amazon.com ビジネス部門で、第3位だったそうです。
(帯に書いてあったんだけど…)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パワーポイント作成の参考にはならなかった。図より文章の方が多く、完全に読み物。
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プレゼンソフトについているテンプレートから作るのではなく、構想を練ってから取り掛かる。
1.ストーリー
何を伝えたいのかを整理する。アナログ的なポストイットなどを活用
2.デザイン
紙の段階で、自分の伝えたい内容がよく伝わるスライドデザインを考える。シンプル、余白を使う。
3.抑制
スライドを作成。核となるテーマに関係ないものは、切り捨てる。 -
この本から学んだことを元に、私の人生初のプレゼンを行った。
驚くべきことに、結果は期待以上のものとなった。
「さすがですね!」「お世辞抜きに上手かったです!」「(プレゼンの)参考になりました」
など、初めてプレゼンをした身でありながら、有り余る賞賛を得ることができたのである。
本を読む時間から本書内のステップに従ったプレゼン準備までを含めると、それなりの時間を費やしているが、スライド作成に要した時間は正味2~3時間程度といったところである。
プレゼン入門者がこの程度の準備期間で賞賛を得ることができるだけの力がこの本にはある。
そう断言できるほどの良書であった(2013年11月21日追記)。
話題になっていた当時に購入したものの、読まずにしまい込んでいた。
しかし、この度プレゼンをする機会に恵まれ、急いで読破する運びとなった。
この本はさほど厚みもなく、読破にさほど時間はかからない。それでいて非常に濃い内容である。
私は普段、読んだ本の内容をA4で 1枚に納まるようにまとめるようにしているのだが、この本に至っては、内容が濃すぎて、今の私ではとてもA4で1枚にまとめることができないほどである。
肝心の内容だが、プレゼンについて準備から実際に話す場面までが解説されている。
その中でもスライドの作成については、その準備段階からデザインに至るまで実例を加えながら解説がされており、これを読めば迷うことなく実際の制作に入っていけるだろう(少なくとも私はそうであった)。
これから私ははじめてのプレゼンに挑むわけであるが、そんな私が「この本を読んだだけでは、この点についてはまったくわからない」ということが今のところ思いつかない。
あとは実践し、実際のプレゼンを成功させたいと思う。結果がどうあれ、ここに後日談を記載するので、良い結果が報告できるように期待してほしい(2013年11月17日記)。 -
古本屋で100円で購入。改訂版が出て値崩れしたのかな。
内容的にはそうだねーそうだよねーという感じではあるものの、全体的に違和感を拭えないまま読了。読み終わって考えてみたところは、全体に滲み出る特定のコミュニティ感がそう感じさせてるんだと気づいた。
伝えたいことをシンプルにっていう大枠はもちろんその通りだろうが、箇条書きは避けるとかビジュアル志向とかって個別論点になると、特定のコミュニティでは効果があるかもしれないけどそこを超えた普遍性があるのかはおおいに疑問なわけで。一見、普遍的なプレゼンテーションのアプローチを語っていながら、その実、特定のコミュニティにおける文化や文脈に大きく依存しているのではないかという気もする。
で、その特定のコミュニティというのは、東海岸より西海岸、MSよりApple、ゲイツよりジョブズ的なないものかで、日本にわたると若干こじれて意識高い系に接続していくあのへんのイメージなんだよな。そこで賞揚されるプレゼンだけがすべてじゃないんじゃない?ってのが読んでる間じゅうついてまわったわけで。 -
第一章を読み終わった。とてもわくわくする本である。企画書をつくりたくなる。
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プレゼンテーション技法の悩みを解決する一冊。
資料とプレゼンテーションの兼ね合いや
箇条書き問題など、
今までのプレゼンを見直すことができ、
その解も得ることができる良書。
プレゼンテーションの前に読み直したい。 -
★★★★余分な装飾を捨てたシンプルなスライドプレゼンテーションは美しい。合言葉は、シンプル、明快、簡潔。PCを切り紙とペン、アナログで計画すべし。メッセージを大事に。3Dは使うな。箇条書きよりビジュアルだ。余白も大事。コントラスト、反復、整列、近接の原則をマスターする。会話と同様プレゼンではその場に集中する。情報は腹八分目で詰め込み過ぎない方が良い。
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【芸術作品】
わたしがしてきたプレゼンは、この本いわく、聴衆に退屈な時間をあたえていることになります。
久しぶりに目からウロコ級の本です。
わたしが行ってきたプレゼンはプレゼンではありません。
配布資料は当然PPTをコピーしただけのもので、プレゼン内容と配布資料は同じです。しかも、箇条書きが随所に現れます。この本に書かれているしてはいけないことをすべて網羅しています。
プレゼンを芸術作品ととらえた場合、あまりにもお粗末で人に見せるのも恥ずかしいものです。
この本で特に素晴らしいと感じるのは写真です。写真の使い方が実にすばらしい。箇条書きでいろいろなアニメーション設定を駆使している自分が恥ずかしくなります。
最近、プレゼンする機会が増えるようになっていますが、PPTの使い方を駆使しているだけで芸術的美しさのかけらもありません。これからはこの本に書かれていることをとりいれてプレゼンをします。プレゼンを芸術作品の域までもっていきます。
Garr Reynoldsの作品





