心理学を変えた40の研究 心理学の“常識”はこうして生まれた
- ピアソンエデュケーション (2007年6月5日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784894716698
感想・レビュー・書評
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心理学の有名どころの実験が40個ずらりと載っている、心理学の入門書兼復習用の一冊。心理学の知識の吸収としても読めますが、それ以上にどうやって、その理論を科学的に証明したのかという、実験の技法に注目するとより面白く読めたりします。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA81916362 -
取り上げているテーマは多岐に渡り、現在の心理学、認知科学を概観出来ると思う。ただし論文を読む気のある人向け。
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これから心理学を学びたいという人たちを含む、
心理学を知らない人に読んでほしい心理学本です。
有名どころの研究とその影響が抑えられており、
幅広い研究テーマを実証するための創意工夫に驚いたり、
その実験でそこまで言い切っちゃうのと疑ったり、
しっかり読めば実際の心理学の良いところも悪いところも分かるかと思います。
研究への批判までしっかり載っているので、
考えながら読む良い練習にもなるんじゃないでしょうか。
論文について分かりやすい語り口でまとめた本なので、
科学雑誌を読むくらいの感じで読み進めることができるかと。 -
40という限定された数の研究の紹介であるが、有名な研究がほぼ網羅されている。心理学概論を学習する時にはもってこいの本である。また、講義にも役立つであろう。概念ばかり教えるという心理学入門はもう止めにして、こうした実験を多く紹介して、さらに学生もいくつかは出来るように紹介されているので、授業で役立つ。条件反射と瞳孔の実験で、ベルを鳴らして電気を消すという状況を繰り返すと、ベルを鳴らすだけで瞳孔が開くという実験がいいかもしれない。
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心理学で「これは欠かせない」と認められている理論を、仮説・研究方法・結果と議論・最近の展開…という形式で40件紹介している、分かりやすい本。
つまり、明確に定義できる科学的な方法によって発見された理論を研究者に代わって代弁します、って感じ。
初心者向けで理論一つひとつを気ままに思いついたときに読みたいのだが、重量がパネェ!ので持ち運びが大変。 -
この本はとても勉強になる。それは知識が得られるということだけでなく、目の前にある問題を「どのように解決するか」について学ぶことができるからである。心理学ではある事実や法則を発見するために、ただ偶然を期待して実験を行うわけではない。一般的にはいつも綿密な計画を立てるが、中には極めて巧妙な方法で実験が行われることがある。それらの経緯を学ぶ価値はとても大きい。新しい実験の枠組みを考える場合にとても参考になる。
これから心理学を学び始める学生に、ぜひおすすめしたい一冊。
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