アナリシスパターン 新装版: 再利用可能なオブジェクトモデル (ObjectTechnologySeries 2)
- 桐原書店 (2002年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894716933
感想・レビュー・書評
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流し読み。古い。パターン、なのか?練り切れていない感じ。
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設計におけるデザインパターンを、ビジネスプロセスのモデル化に応用したもの。前半は、具体的な事例をモデルとして表すことで、モデル化の実用性を示そうとしている。2002年の書だが、ビジネスプロセスモデリングの走りだろうか?後半は、もう少し抽象的な形で、方法論を解説し、様々なビジネスをモデリングできるよう支援してくれている。
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前半の7割は、医療系や勘定系ソフトのデザインパターンについて深い考察の展開。医療系や勘定系の処理について全くの素人(私も)には、理解するのにかなり骨が折れるが、ファウラーの分析手順がよく分かるという意味で、意義深い。残りの3割は、デザインパターンで作られたモデルを言語に落としていくときのさまざまな問題点についての考察。これもなかなか良い。ただ、全体について情報が古く、またモデルを表現するのにUMLではなく彼独自の記法が使われていることが残念である。
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本書単独では、記法の違いもあり読み続けることができなかったと思うが、オブジェクトの広場のアナパタ勉強会報告ページ
<https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/others/AnaPatStudy/index.html>
や、Fowler 氏自身の UML Diagrams for Analysis Patterns
<http://martinfowler.com/apsupp/uml.html>
を参照しながら、読み終わりました。
事前に、児玉氏の「UMLモデリング入門」を読んでいたのも有益だったと思います。
一度で理解できたとは思わないので、読み返したい。