だれでもわかる地域通貨入門―未来をひらく希望のお金

制作 : 森野 栄一 
  • 北斗出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894740112

作品紹介・あらすじ

1990年代後半、円やドルなどのように国際的に使われるお金は、国際金融市場の中で不安定な姿をさらけ出しました。混乱する世界経済の中で多くの国と人々が苦しんでいます。一方で、世界的文学者ミヒャエル・エンデが提起したお金に対する問いかけが多くの人々の共感を呼んでいます。このような時代の流れを背景に、最先端の経済学者から商店街のおじさん・おばさんたちまでが注目する新しいお金と人の関係が生まれ始めています。世界の2600ものコミュニティで試みられている「地域通貨」の実験がそれです。日本でもすでに各地で地域おこしのツールとして試みられています。「地域通貨」とは一定の限られた地域の中でのみ発行し、信頼に基づいて流通するお金のことです。本書ではこれまでのお金の歴史と問題点を簡単に説明した後、「地域通貨」について説明しています。世界各地で行われている実例を紹介し、また自分たちで「地域通貨」のシステムを立ち上げたいという人のために、その方法も紹介しています。

感想・レビュー・書評

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  • Wed, 19 May 2010

    シルビオ・ゲゼルの劣化する貨幣
    の概念もとりこみながら
    貨幣の歴史,貨幣の種類,そして利子のもたらすマクロ経済での意味など,とても,わかりやすい言葉で書かれている.

    難点は,ちょっと「地域通貨」バンザイ色が強いことだろうか?
    通貨もやはりシステムの動態を決定する因子であり,
    既存の金融システムだけでなく,新たなシステムを発明するのはありだと思う.

    また,質のちがう二種類の貨幣を流通させることが,
    場合によっては,貨幣の選択肢を広げ,経済活動を潤滑にすることもあり得るのだと思う.

    ただ,地域通貨は,いかんせん,まだまだ事例がすくなく,また,上手く回った系にかぎって,中央銀行.政府の権力の下にストップがかかるので,その動態はいまいちよくわからない.

    特に劣化する地域の貨幣と,通常の国家通貨を二重で回した時の効果が事例から見ると良さそうなのだが,このときの動態を数理的に捉えた研究などあるのだろうか??

    直感的理解としては好不況の振動を上手く,やわらげてくれる・・・
    かのようなケーススタディが書いてあるので,
    そのあたりが,数理的に出れば面白いなとおもう.

    また,中央銀行からのマネーサプライも利率でコントロールするやり方以外もあるんだなー.と分かった,

    ちなみに,基本的な貨幣需要は政府が納税をそれでしか受け付けないという「大口顧客」の存在によって支えられているのだと,いまさらながらに理解しました.

  • 現行の貨幣経済の問題点を挙げ、その欠点を補完しうる地域通貨を紹介する。
    貨幣の歴史から実際に使われた地域通貨の事例まで簡単に説明されていて良書。

  • 分類=地域通貨・エコマネー。00年5月。(参考)地域通貨って何?→http://www3.plala.or.jp/mig/whats-jp.html

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