これから研究を書くひとのためのガイドブック ライティングの挑戦15週間

  • ひつじ書房
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本棚登録 : 142
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894763685

感想・レビュー・書評

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  • 教科書として利用することを想定して構成されているため,論文・レポート執筆に必要な知識が一定のサイズのセクションに分割されていること,セクションごとに練習問題がついていることが特徴。毎日分量を決め,参考書で勉強するように学習を進めたい学生におすすめ。

    ※2017年、2018年4月~6月、「“新入生のための”最初に読む本(アカデミックコミュニケーション)」にて展示。

    ▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB01832639

    ※2017年 「ライティング図書 de お悩み解決」特集にて使用。

  • かなり重宝する 研究をするには必須

  • 2013年11月~ 企画コーナーにて展示中

    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000703399

  • んー、大学はいったのがまちがいだったのかなー
    あやさまおすすめほん

  • (特集:「卒業論文・レポート対策」)
    高校、大学、大学院の教員が使える、「書き方」と「研究方法」の指導テキスト。
    文献研究、実証研究の一連の流れを追って、テーマの設定から論文の評価まで段取りを解説しています!

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00521000

  • 通信の大学院生にはありがたい研究についての基礎的な事項が書かれている本。

  • 本書は「文章編」・「論文編」の2部構成となっている。修論を書く前に勧められたものだが、前半の文章編は、ビジネス文書を作成する際にも知っておいたほうがよいことが多い。(ただ、そのままそれが使えるという意味ではない。)
    例えば、
    ・倒置法・体言止め等、余韻を残すには感想文では有効
    ・常体の「だ」はできるだけ避ける
    ・一文一義
    ・助詞の「の」は置き換える (英語のofを訳出するみたいだな)
    ・power writingで抽象度を調整
    http://www2.fcsconline.org/POWERWRITING/power_writing.htm
    といったことだ。

    後半の論文編でも、手とり足とり段階ごとに手順を解説してくれる。類書にはない視点での具体的な指示が多くてためになる。
    「作業用書誌」という論文用を書くにあたって全ての情報を集めるものは、早速作ってみた。
    また、コーディングという「意味付け」「解釈」のプロセスは、普段は「推敲」という概念で処理してしまっていた。これは、新しい気付きだった。

    近日中に実際に作業を進めながらもう一度読もう。

  • (コメント)
    学術的文章の心得と文章作成手順が詳細に示されている。
    英語のライティングがベースになっているため、背景知識がないと分かりにくい部分もあるかもしれない。
    また、「一文一義」の考え方は宇佐美寛氏の著書(『作文の論理』など)に詳しいため、併せて読むと理解しやすい。

    (目次)
    第一部 文章編
    ・学術的文章とはどのような文章か
    ・「一文一義」で書く
    ・語句を明確に使う
    ・「マップ」を作って書く
    ・「パラグラフ」を作る
    ・主張を根拠で支える
    ・論点を整理する
    ・抽象度の調節をする
    ・参考文献を示す
    ・「ブロック引用」をする
    ・要約引用をする
    ・図や表を作る
    ・「私語り」から脱出する
    ・外来語と専門用語を扱う
    ・推敲・校正をする

    第二部 論文編
    ・学術的論文とは何か
    ・文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成
    ・テーマの選択
    ・領域の下調べをする
    ・アウトラインを考える
    ・一回目の序論を書く
    ・一次資料と二次資料
    ・情報を整理する
    ・画像を読む
    ・データを読む
    ・結論を書く
    ・一回目の序章を書く
    ・先行研究の章を書く
    ・研究方法を決める
    ・研究の方法の章を書く
    ・フォーマル・インタビューを行う
    ・インフォーマル・インタビューを行う
    ・実証データの整理をする
    ・研究結果の章を書く
    ・考察と結論の章を書く
    ・題名をつける、要旨を書く
    ・論文を評価する
    ・研究計画書を書く
    ・研究における倫理的な問題

    以上

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著者プロフィール

1998 年米国イリノイ大学でPh.D を取得。現在、早稲田大学国際学術院教授。
専門は国語教育。著書に『文章チュータリングの理念と実践―早稲田大学ライティング・センターでの取り組み』(共編、ひつじ書房、2013 年)など。2002 年より早稲田大学にてアカデミック・ライティングの指導と支援に携わる。

「2021年 『これから研究を書くひとのためのガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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