- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894767270
作品紹介・あらすじ
政府や経済界は「グローバル人材」という1割ほどのエリート育成を学校英語教育の目的とし、小学校英語の低年齢化と教科化、中学校英語での英語による授業実施、TOEFL等の外部検定試験の導入などの無謀な政策を進めている。このままでは9割が切り捨てられる…。内田樹、鳥飼玖美子による白熱した対談も収録。
感想・レビュー・書評
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(高校文化祭の図書委員会主催の古本市でみつけた。学校関係者(生徒、保護者、教員)からの提供書だろう。どこかに同志がいる学校なんだな、と思った。)
心ある英語教育関係者からの発信。2013年以来再三再四シンポジウムを開いたりこのようなブックレットにまとめたりしているけれど、専門書のくくりにはいってしまうからあまり一般の人に読まれていなさそうなのが残念。 -
おすすめ資料 第256回 (2014.10.17)
わたしたちは何のために英語を勉強するのか?
この根本的な問いについて考えるための手がかりとなる本です。
この紹介文を読んでくださる外大生のみなさんは、英語がすきで、得意な人ばかりでしょう。
将来は英語の先生を目指しているという人もたくさんいると思います。
そんな方に読んでいただきたい1冊です。 -
タイトル通り,学校英語教育の目的を論じつつ,グローバル化の旗印の下に十分な検討もされないまま進行している学校英語教育の改変について警鐘を鳴らす。
英語だけではない話だな。英語が目立つだけで。 -
学校で英語を教える目的を、決してクローバル人材を育成するといった矮小化した枠組みで捉えるべきではない、という話。いいです
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グローバリスト共が自分らに都合の良い奴隷wを育成する目的で英語という教科を悪用している可能性まで含めて、とても広くかつ深い視点と論点で考察されているのは凄い。我が子らが社会に出る前にこういう優れた本と出逢えたのは幸運。