民衆の語る「民族」を、局面や話者ごとに分析。巨視的な議論が見落としてきた等身大の「民族像」を呈示。語られてきた側からの主体的自画像を探る。
熊本大学教授。主な専門領域は社会人類学/内陸アジア研究。主な著書に『オイラトの民族誌ーー内陸アジア牧畜社会におけるエコロジーとエスニシティ』(2021、明石書店)、主な編著に『牧畜を人文学する』(2021、シンジルト・地田徹朗編、名古屋外国語大学出版会)、『新版 文化人類学のレッスンーーフィールドからの出発』(2017、梅屋潔・シンジルト編、学陽書房)、『動物殺しの民族誌』(2016、シンジルト・奥野克巳編、昭和堂)、『民族の語りの文法』(2003、風響社)などがある。 「2021年 『マンガ版マルチスピーシーズ人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」