欧米人の見た開国期日本: 異文化としての庶民生活

著者 :
  • 風響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894891210

感想・レビュー・書評

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  • 開国期に訪れたいろいろな欧米人の目から見た、庶民の様子を書いた本。混浴、往来を歩く格好、たぶん今の日本人が見たらびっくりするような光景が面白いし、自分たちの価値観でモラルを断罪する外国人の様子もそれを自戒する外国人もさまざまで面白い。
    お歯黒や眉をそるのは正妻だけとか、銭湯から家までは裸で帰る人々とか。見られることを意識しないというか、裸を嫌らしい物としてじろじろ見る習慣がないというのは、デバガメみたいなのが西洋文化の流入の産物なのかと思うと時代って面白いなと思う。

著者プロフィール

1925- 2005。人類学者。専攻は社会人類学。東京都出身。京都大学文学部史学科卒業。神戸大学助教授、立教大学教授を経て、1972年より東京都立大学教授を務め、1988年同名誉教授。その後は中京大学教授を務めた。人文地理学を専攻し、オセアニアなど南太平洋を中心にフィールドワークを進め、研究活動を行った。1984年に『南太平洋物語‐キャプテン・クックは何を見たか‐』で毎日出版文化賞受賞。日本民族学会会長(現・日本文化人類学会)を務めた。

「2019年 『欧米人の見た開国期日本 異文化としての庶民生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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