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- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894911000
感想・レビュー・書評
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当然だが内容や書き方はちょっと古い。普遍的な部分を拾えばいいだけなので、その読み分けができるなら読みやすいし役立つ。
個人的には特に勉強になったのはふたつ。
ひとつは4条「公衆衛生が基本にある」の重い症状のある方に対し「権利侵害したくない」とか「そういう生き方も認めたいみたい」に考えるのは逃げ、もしくは「押し付けや強制は自分もされたくないから、したくない」というのは自分の感覚や信条に基づく処理であるという記述。
もうひとつは49条「『人権を守る』ということ」の、人権よりも治すことが優先で、長く治らなかったり障害が残るから劣位の処遇、人権侵害がおこる。それを逆転して考えて人権を守っているのがすぐれた援助者であると考えるのは誤り、という記述。
このへんは納得するのが、というか折り合うのが、かなり難しい。
「精神科看護のための50か条」もあるらしい。読みたい詳細をみるコメント0件をすべて表示
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