早わかり精神医療10講義

著者 :
  • 萌文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894912762

作品紹介・あらすじ

精神保健・医療・福祉に関わる人たち、そして当事者・家族にも読んでほしい、精神医療をわかりやすく語る講義録!!

感想・レビュー・書評

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  • 病院は、看護師がやりたいことをやる、
    医師がやりたいことをやる、ところではない。
    スタッフの役割は、
    一人ひとりに日の光があたるような、
    小さな仕掛けを絶えず作ること。
    その仕組みにも固執せず、
    作っては壊し、壊しては作るを繰り返すこと。
    どういう仕掛けを作れば、全体が元気になるか。

    新しいものが入ってきたとき、
    必ず揺らぎが生まれる。
    そのときに治療力が働く。

    その工夫が本当に工夫したものだとしたら、
    どんなことをやっても構わないという空気が
    そのチームにあるかどうか。

    病院は許可性よりも禁止制の方が本来はよいはず。
    禁止するということは、
    禁止すること以外は何もやってもよい
    という自由があるということ。
    許可制にするとそこにヒエラルキーが生まれてしまうから。

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著者プロフィール

'1937年群馬県に生まれる。「心の病」治療の権威として、また地域・家族ぐるみの精神衛生活動の先駆者として知られる精神科医である。その活動で出会った人々を描いた本書は、「自分の人生の前半そのもの」と自ら言う。人生の後半は東京のど真ん中の病院で都会人の心の守り人となり、現在も臨床医として第一線にいる。私たちを取り巻く今の時代、この”治す職人”の慈愛に満ちた目と指針はますます貴重になった。

「2007年 『こころの医者のフィールド・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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