32歳ガン漂流 エヴォリューション

著者 :
  • 牧野出版
3.45
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本棚登録 : 132
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895000789

作品紹介・あらすじ

余命10ヶ月?それがどうした!?オレは今、生きてるぜ。Web、テレビで大反響の新型闘病記『31歳ガン漂流』から1年ますます熱い日々。

感想・レビュー・書評

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  • 次巻(完結編)を読むのちょっと怖いな

  • 916
    肺がん

  • 肺がんを患ったフリーライターによる、オルタナティブ闘病記第二弾。

    肉体的・精神的にも苦しいであろう治療を続けながらも、精力的に仕事をし、身体の動く限り友人と交流する著者の姿に、引き算の人生という言葉が重なる。

    前著「31歳ガン漂流」に比べて、攻撃的というか、尖った記述が減り、穏やかで、静かな空気が全体に流れ、随所に著者の職業観なども見て取れるのが印象的。途中に挿入されているコラムでは、「時計」「バイク」「省エネ」等、独特な視点で考察されていて、色々と考えさせられる。

    また、本書において興味深いのは、多くの問題を抱えた医療機関の実態を、がん患者、ある意味医師によって生殺与奪を握られている側からの視点で記述している点。もちろん著者も、すべての病院や医療従事者の方がこうだというわけでなく、とことわりを入れてはいるが、本当にこんなことがあって良いのかと疑うほどの衝撃を受ける。

    医者は神ではく、職業であるということには異論はないが、それならば、関係者は職業として全うしてほしいものである。少なくとも患者は「お客」としてでなく、すがるしかなくて病院を訪ねるのだから。
    自分は医療関係者ではないが、いち社会人として自分の役割を果たしているか、身の引き締まる思いがした。

  • 雰囲気は180度違うが、黒澤明の「生きる」を思い出す。自分だったらどうするだろう? 「パジャマを戦闘服に」戦うか。雪の夜の公園でブランコに乗ってゴンドラの歌を歌うか。いずれにしても、死に方は生き方でもある。

  • 32歳、まだまだ生きてます。ずっと生きててほしい。

  • 31歳〜に続き闘病記。
    不謹慎ながら闘病そのものでなく、病院事情や小ネタ話。
    様々な考察のほうに目を奪われる一冊。

    もっとこの人の文字を読みたいな。と思う。
    その瞬間になってようやっと。もう居ないことを悟る。

  • どんな心境だったのかってここに書いてあるけど
    字に出来ない部分もあったのかと思うけど
    でも本当にこのオビ通りの事なんだろうな

  • オレは今、生きてるぜ。という帯の言葉そのままに、生き生きと書かれたサバイバル日記&コラム集。たまに来日するサイボーグ母さんが素晴らしくカッコいい。『東京タワー』とは立場が逆だけど、山形弁に翻訳すると「おっかあ、ありがとなぃ」ってとこですか?

  • 「31歳ガン漂流」という本のこと思いだして図書館にいったらこの本があった。何と去年からあったらしい。気づかなかった。前作がガンの発見とその余命の宣告、抗がん剤治療、病室での生活の不快感、そんなもので淡々とガンという病気がどんなものか書かれていた。抗がん剤治療が帰って生命の危険を招くこともあること、そんな苦しい思いをしても何の効果もないこともあること、そんなことをはじめて知った。2作目、彼は生きていた。相変わらずというかガンは進行しており不愉快な入院生活よりも苦しくても自力で生活することを選び、出来る限り通院で治療することを選び、ライターという仕事をし続けることを選び、友人たちと普通に交流することを選び、でも確実に病気は彼の体力を奪い、思い通りに書くこともままならなくなっていく。本を読み終えたあと、以前は絶対に見ないでおこうと思っていた彼のブログを開く。彼はこの本のあとがきを書いた2ヵ月後亡くなっていた。余命が宣告されてしまったらあとをどう生きるか考える。彼の両親は彼の意志を尊重しながらも一人暮らしでだれにも気づかれず苦しんでいるのではと心配しホスピスを進める。出来る限り快適な時間を過ごしてほしいから。彼は断る。そんな彼も「生きれるだけ生きろ」といわれ続け、誰かにマイペースでいいよといわれたら泣いてしまうかもと言っている。生きるという事に真剣な人の欠いた弱音。仕事しドライブや映画を楽しみ、なかなか思い通りに食べれないが食を楽しみ、治療を放棄することもなく、いずれ来る死までを生きる。生きるという事は難しい。彼のお母さん、サイボーグ母のようにはなれないだろうな。残りの時間が短いとわかった子供のそばを離れていたくない。たとえ疎まれてもそばにいたい。なんと言われても近くに置き、ホスピスにも押し込んじゃうかも。何故サイボーグ母かは本を読んでください。彼が最後まで生きたかった生き方が出来たのかどうかは良くわからなかった。そんなに簡単にわかるものではない気がするから。でも、出来る限り自分らしい生き方をしようとしていたことだけは判る。病気という環境に甘えず負けず、病気から来る不調や痛みに耐えやれる限り書き続けた。どういっていいかわからない。頑張ったんだなあとか、何かそんな言葉ではなく、なんと言っていいのかわからない。

  • 実話ガン闘病続編。
    段々と近づいてくる死に目をそむけずに立ち向かってる・・なんて大それた言葉は似合わず、ただ生かされてる日々を最期まで書き続ける精神で書かれている言葉たち。まだまだ走っています。

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