- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895000789
作品紹介・あらすじ
余命10ヶ月?それがどうした!?オレは今、生きてるぜ。Web、テレビで大反響の新型闘病記『31歳ガン漂流』から1年ますます熱い日々。
感想・レビュー・書評
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再読なんですけれども、割かし良かったですね! 本人は酷い症状に苛まれているのでしょうけれども、確かに著者本人が言うように淡々と日々の記録をつけているというか…そんな雰囲気の日記ですねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
淡々としていて、読み手があまり暗い気分にならないのはいいんでしょうけれども、やはり病気は進行しているようで…この本の後半あたりは日記を書くのも一苦労、といった様子が目に浮かぶようであります…。
まあ、色々言いましたけれども、やっぱり僕は著者の文章が好きなので、これからも事あるごとに、著者の文章に接したくなった時は本書を開くことでしょう…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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次巻(完結編)を読むのちょっと怖いな
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916
肺がん -
肺がんを患ったフリーライターによる、オルタナティブ闘病記第二弾。
肉体的・精神的にも苦しいであろう治療を続けながらも、精力的に仕事をし、身体の動く限り友人と交流する著者の姿に、引き算の人生という言葉が重なる。
前著「31歳ガン漂流」に比べて、攻撃的というか、尖った記述が減り、穏やかで、静かな空気が全体に流れ、随所に著者の職業観なども見て取れるのが印象的。途中に挿入されているコラムでは、「時計」「バイク」「省エネ」等、独特な視点で考察されていて、色々と考えさせられる。
また、本書において興味深いのは、多くの問題を抱えた医療機関の実態を、がん患者、ある意味医師によって生殺与奪を握られている側からの視点で記述している点。もちろん著者も、すべての病院や医療従事者の方がこうだというわけでなく、とことわりを入れてはいるが、本当にこんなことがあって良いのかと疑うほどの衝撃を受ける。
医者は神ではく、職業であるということには異論はないが、それならば、関係者は職業として全うしてほしいものである。少なくとも患者は「お客」としてでなく、すがるしかなくて病院を訪ねるのだから。
自分は医療関係者ではないが、いち社会人として自分の役割を果たしているか、身の引き締まる思いがした。 -
雰囲気は180度違うが、黒澤明の「生きる」を思い出す。自分だったらどうするだろう? 「パジャマを戦闘服に」戦うか。雪の夜の公園でブランコに乗ってゴンドラの歌を歌うか。いずれにしても、死に方は生き方でもある。
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32歳、まだまだ生きてます。ずっと生きててほしい。
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31歳〜に続き闘病記。
不謹慎ながら闘病そのものでなく、病院事情や小ネタ話。
様々な考察のほうに目を奪われる一冊。
もっとこの人の文字を読みたいな。と思う。
その瞬間になってようやっと。もう居ないことを悟る。 -
どんな心境だったのかってここに書いてあるけど
字に出来ない部分もあったのかと思うけど
でも本当にこのオビ通りの事なんだろうな -
オレは今、生きてるぜ。という帯の言葉そのままに、生き生きと書かれたサバイバル日記&コラム集。たまに来日するサイボーグ母さんが素晴らしくカッコいい。『東京タワー』とは立場が逆だけど、山形弁に翻訳すると「おっかあ、ありがとなぃ」ってとこですか?