- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895001694
作品紹介・あらすじ
人は加齢による自然過程への無知ゆえに心的な不適応に陥る。元と同じ状態に戻ることがあり得ないことを理解し受け容れるのは難しい。その困難を克服するには必読の書。当事者として経験した「問題」を提示し、臨床的な知見から実践的なアイディアを提案していくという、対話形式で展開している。
感想・レビュー・書評
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*からだの快・不快を意識して過ごす
*しんどい時ほど、「自然」とふれあう
*しんどい時、人に会いたくない時こそ何かに没頭する
*からだを動かして、感覚に身をゆだねる。散歩やヨガもよいぞ!
*神社仏閣で真剣に祈ってみる。
*趣味のコミュニティに参加する
*人から受けた影響を想いながら、誰かのために行動しよう。
自分をコントロールできるのは、自分しかいない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
論理的な思考だけでなく、感情的な心の側面も大事にしないとなぁ、と思った。仕事とか生活とか、まがりなりにも自分の世界が出来上がってくる年代ではあるだろう。でも、自分の道筋と理解している、ある意味、照らし出された部分だけでは、そこからはずれている暗がりの部分は見落としてしまう、ということなのかな。そういうものがあることは、理解できる気がする。自分が思い描いた通りに行かないよ、ということがわかってくるのも、今の俺くらいの年代なのかもしれない。
死について思うとか、いろいろ刺激的で考えさせられたな。 -
ルポライターの藤井誠二氏が40歳になってパニック障害を人生で突然抱え、主治医で友人で精神科医である名越康文と対話にまとめた本。
題名の「心の荷物を手放す技術」と書いているとおり、自分の話を聞いてくれる人は、もはや他人ではなく自分の一部であり、自分の荷物を一緒に背負ってくれるなど、心の荷物を手放してくこととはどういうことかを書いている。だけども、この本で一番大切だと訴えていることは、人生の45歳で多くの人がガクッと体力的に落ちるし、40歳~50歳で病気を抱えることも多い。そういった人生の局面を迎えて、それらをうまく自分の人生のなかで受け入れていくことが必要ということではないだろうか。実際の心を軽くする方法とともに、人生の中年期に迎える危機というか、中年期からの必要とされる今までとはことなる舵取りをしっかり意識をして、どう生きていくかという視点から読むと、この本にはほかにはない価値があると思う。 -
・頑張れる人は頑張ればいい。でも、頑張れない人は頑張る必要は無いんじゃないか。みんなが頑張るから競争がはじまり、無理をして、更に頑張るということになり、限界点を超えていくことになる。
・自分のことを最もわからないのは自分だが、自分をコントロールするのも自分でしかない。自分の心の状態を以前よりも把握できたことと、そのためのツールをさがすことは苦行ではなく楽しいということを実感できつつある。 -
パニック症候群を自ら患ったことのあるノンフィクションライターの藤井氏とテレビでもよく見かける精神科医の名越氏が中年以降の精神状態や体調のために、習慣を変えてみようといった本。対談本だが、内容は章ごとにまとめられていて筋がわかりやすい。
お二人の体験や事例交えてのお話で、世代的にもちょうど近いこともあり話の中身も受け入れやすいので読みやすかった。
中身としては、、、
自分の精神状態をちょっと引いて見て、ストレスの状態、体調を自覚する、瞑想や没頭できることを作ってセルフコントロールしてみる。会話のオチをかんがえるでなく何と無くの会話も含めて、人との付き合いの捕まえ方を変えてみる、自分の中の軸であったり力を見直してみる。 -
自分も少なからず同類
自分なりに克服してるだなー
やはり自分を理解する事から始めよう -
帯裏
まえがき すべてのビジネス書を読む前に 名越康文
序章 今までのやりかたじゃ、マズい?
第1章 心身の「変化」に気づく
第2章 閉ざしていた「感覚」をひらく
第3章 「孤独」を手放す
第4章 人生の「軸」を再発見する
あとがきにかえて 自分をコントロールできるのは、自分しかいない
-パニック障害という「経験」を経て- 藤井誠二 -
名越先生は本当に40代の男性の心境が分かってるなー