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- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895142380
作品紹介・あらすじ
映画・舞台で取り上げられることが多いにもかかわらず、長らく読むことの出来なかった、ストリンドベリの代表作「令嬢ジュリー」の原語からの新訳。他に喜劇「恋の火遊び」も収録。
感想・レビュー・書評
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相当冷えた人生観を抱いているのがストリンドベリ。
収録されている二作とも、人の生におけるその虚しさ、行き場のなさが充溢し、それゆえの諦観という冷酷な現実味を強烈なほど実感させられる。
個人的には好きなタイプの作家。
令嬢ジュリーはさすがにミソジニーや性に対しての歪んだ作者の視点が、男として育てられたジュリーが陥る結末を通して切々と感じられる。
まさしく一九世紀の作品と言える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『令嬢ジュリー』の作品が、【令嬢と召使】という作品名で舞台をやるので、原作を読んでみた
舞台作品を翻訳したものだけど、またこれが新しくどう変わるのかが楽しみ。
2008.12.28。
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