20世紀のエンジン史―スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡

著者 :
  • 三樹書房
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895222839

作品紹介・あらすじ

一度は主役に躍り出たこの二つのエンジンはなぜ消え去ったのか?エンジニアたちが生涯をかけた成功と失敗の物語り。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年の北宇都宮駐屯地記念行事でダイヤモンドDA42という双発の軽飛行機が展示され、そのかっこいいスタイルもさることながら、ディーゼルエンジンであることに驚いた。

    その後池袋のジュンク堂で本書を見つけ、「鈴木孝氏の航空ディーゼルの本は読みたいけど今はお金もあんまりないしこの本厚いしなー」と思って買わずに帰った。

    さらにたって、「次に読む本は」と自宅の紙の本Unlimitedを探していたら書泉グランデのブックカバーがついた状態で本書が発見された。

    過去に買って忘れていたとは。あやうく2冊買ってしまうところだった。

    ということでDA42のディーゼルエンジンに気がついた経緯はこう。

    1)英国機のスリーブバルブとはなんだろう
    2)書泉ブックタワーで本書購入
    3)航空ディーゼルエンジンのことも書いてあると知る
    4)購入したのを忘れる
    5)北宇都宮でDA42と遭遇
    6)「ディーゼルエンジン」にピンとくる
    7)危うく2冊目を買いそうになる

    ブリストルのスリーブバルブエンジン、特にセントーラスはレシプロ戦闘機の有終の美を飾る名エンジンのひとつだが、スリーブバルブの技術自体はあまり発展性がなく、ブリストルの技術者の才能と執念の方がより印象に残る。

    航空ディーゼルエンジンは、ジェットエンジンと燃料が共有でき、かつ燃費がよくて航続性能に有利なので、軽飛行機のエンジンとしては見込みがある。DA42の場合は乗用車の2000ccのガソリンエンジンをベースとしている。

    より大型の飛行機はガスタービンが適しているが、小型機には自動車の技術を応用した小型ディーゼルは有望であろう。

    なお、DA42がディーゼルエンジンを搭載し、ユンカース以来の、戦後初の量産ディーゼル航空機となったのは本書の発行の後。

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