光村ライブラリー 12 野ばら ほか

  • 光村図書出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (84ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895281102

作品紹介・あらすじ

「宇宙人の宿題」小松左京/作 たむらしげる/絵
「おみやげ」星 新一/作 和田 誠/絵
「野ばら」小川未明/作 司 修/絵
「空にうかぶ騎士」アンブローズ=ビアス/作 太田大八/絵 吉田甲子太郎/訳
「石うすの歌」壺井 栄/作 本 くに子/絵
「えぞまつ」神沢利子/作

感想・レビュー・書評

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  • 「野ばら」小川未明/作 司修/絵
    作品の素晴らしさはここで言うも疎かだが、司修さんの挿画の素晴らしさが際立っている。
    対立する二つの国。国境の石碑を守る老人と若者。いつしか理解し合う二人を、国同士の争いが引き裂く。戦場に向かった若者は騎馬の一軍を率いて老人の夢枕に立ち、一礼して野ばらの香りを嗅ぐ。
    極彩色とも呼べる色の重なりを黒く塗りこめて、スクラッチの技法で描き出された挿画が、作品世界を鮮やかに浮かび上がらせています。
    世界が対立する今こそ、小学6年生に読んでほしかった物語だと、痛切に感じます。

  • <MITSUMURA Library>
      
    訳者/吉田甲子太郎
    挿画/たむらしげる、和田誠、司修、太田大八、本くに子
    写真/オアシス
    装画/100%ORANGE
    装丁/新上ヒロシ(ナルティス)
    組版/村上湖月、能仁めぐみ、門馬愛子(ナルティス)

  • 2さつあります。

  • ≪県立図書館≫

    「宇宙人の宿題」は、最後のところを猛烈に覚えている。
    「石うすの歌」も、忘れられない。
    実際に教室で、石臼をひかせてもらったことも思いだした。

    心に残る作品ばかりだと感じた。

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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