- 緑書房 (2024年5月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784895319485
作品紹介・あらすじ
最新の解析・測定方法を取り入れた研究によって明らかになってきた興味深いトピックの数々を、遺伝子進化の専門家が分かりやすく解説。
人類の移動と文化を軸に、旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を遺伝子という側面から読み解き、
当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。
【本書のポイント】
●遺伝子進化の専門家である著者が、炭素年代測定やPCR検査、シークエンサーなどの科学的な解析・測定方法により明らかになってきた興味深いトピックを紹介。
・岩宿時代の日本人と現代の人々の遺伝子の違いは?
・日本人の祖先は大陸からどのように移動してきた?
・アメリカ大陸を最初に発見したのは日本人?
・中国の戦乱がアジア諸国の人々の遺伝子に与えた影響とは?
・ネアンデルタール人は色白?
・兵馬俑の馬はポニーだった?
●旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を追いながら、当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。
●「そもそも遺伝子とは何?」「DNAからどんな情報がわかる?」といった、遺伝子にまつわる基本的な情報をQ&A形式で解説。
●文献を読み込むだけではなく、科学的な手法から歴史を分析する意義と面白さを紹介。
感想・レビュー・書評
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面白いが、真偽については時々「?」が頭に浮かぶ自説と思われる記載あり。
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選書番号:442
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医学部分館2階書架 : 469.9/SUG : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410171445
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ミトコンドリアとY染色体の・ハプログループからヤポネシアの民族の歴史を記述。
縄文人女性の日本海反時計回りルートによる西遼河(紅山文化)への移住により土器、ヒスイ、女神崇拝伝播仮説や神武天皇東征、夏の禹等の遺伝子推定等根拠に疑問がある点も。Y染色体の標本数は少ないが大陸では、ミトコンドリアのハプログループが比較的安定にsテイルの対しY染色体ではドラスティックに変わる。一方ヤポネシアでは多くのY染色体が残っていることから平和裏に渡来人が交わっていった。 -
【個人用メモ】
・著者が最後に出した論文は2012年。
・専攻は分子生物学ないしウイルス学のようだ。
・書名から判断すると自然人類学っぽい。
https://researchmap.jp/read0159053
【書誌情報】版元ドットコムから
『遺伝子からたどる日本の歴史と起源』
杉田 繁夫
発行:緑書房
四六判 縦188mm 横127mm 264ページ
定価 2,700円+税
ISBN978-4-89531-948-5
[https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784895319485]
