メアリー・スミス

  • 光村教育図書
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本棚登録 : 311
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895726405

作品紹介・あらすじ

月曜日の朝、よあけを待たずに家をでて、町へといそぐ、メアリー・スミス。ゴムのチューブに豆をこめ、ふいてとばす、その仕事とは。

感想・レビュー・書評

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  • う~ん、面白い!
    ほっぺたをぷうっと膨らましたおばさんの顔の表紙に興味を持って読み出したのだが、こんな話だったとは驚き。
    メアリー・スミスさんは実在したひとで、このお話もなんと実話なのである。
    裏にはご本人の写真もあり、1927年のもの。
    読み聞かせはもちろんのこと、仕事関連のブックトークにも向きそう。
    約7分。中学年くらいから、かな。
    絵も見やすく明るくて遠目も利くし、ほどよいデフォルメがとても楽しい。

    主人公のメアリー・スミスさんのお仕事の話。
    それが何とも珍しい「目覚まし屋さん」。
    ノッカーアップ(knocker up)と呼ばれて、目覚まし時計が普及していなかった時代の英国では、安い賃金でこういう仕事をするひとがいたということだ。
    表紙の絵がその方法で、ゴムのチューブに硬い豆を詰めて目標の家の窓めがけて飛ばすのだ。
    考えてみるとすごいスキルだ。
    しかも、その家のひとが確実に起きたかどうかを確認してから次の家に向かっている。
    のどかな時代だったとはいえ、なんと羨ましい話しだろう!
    どんなに高機能の目覚まし時計でも、ここまではしてくれない。
    やはり、ひととひとなのよね、仕事って。
    しかも、豆というのがいいなぁ。
    あとで鳥さんが食べてくれるものね。

    しかもちゃんと「オチ」までついているお話で、帰宅すると娘さんがまだ寝ている。
    あわや『紺屋の白袴』かと思いきや、そうではなくて、寝ているクラスメイトを起こそうとして豆を飛ばしたら間違って先生に当ててしまい、家に帰されたのだという。
    でもメアリー・スミスはお仕事のプロフェッショナル、怒るポイントが違うのだ。
    ここは文句なしに笑える。

    さて日本では目覚まし時計がなかった頃どうだったのかしら。
    もともと勤勉な国民性だけど、目覚まし屋さんは存在したのかな?
    もしやニワトリ?鐘の音?

    読んだ後清清しくなる、素敵なお話。後書きまでおすすめです。

  • みんなは朝、誰に起こしてもらう?メアリースミスは、めざましやさん。まだ夜明け前に起き出して、ずんずん歩いて家の前に。ゴムのチューブに豆をいれ、窓にプッ!カチン!みごと命中して、起きたなら、今度は次の家へ。こんな風に起こしてくれたら、きみもすぐ起きるかな?イギリスの実話を元にしたお話です。(2014.1締切分)

  • イギリスに実在した「ノッカー・アップ」と呼ばれる職業とは?

    メアリー・スミスは、夜明け前のブルーとグレーの空の下、伝統的な英国の建物を背景に町を歩く。ゴムのチューブに豆を込め、吹き矢のように豆を飛ばす。カチン!コツン!と窓に命中させ、次から次へと寝ている人を起こしていく。そうやって、いつも通りに町は動きだす。

    「本当にありがとう、メアリー・スミス。明日も起こしてもらえるね?」
    「ああ、もちろん!」メアリー・スミスは、にやりと笑い、また明日。

    ありがとうと言われる仕事、いいですね。感謝する人、感謝される人、どちらも素敵です。ひねりのあるオチもよし!なんとも牧歌的でユニークなお仕事絵本です。


    ノッカー・アップとは、寝ている人を起こしてくれる〈めざまし屋〉という職業です。その誕生は産業革命の頃といわれています。時計そのものは進化を遂げ、家庭にも普及していましたが、精度の高い目覚し機能の付いた時計の普及はまだ先のこと。工場労働者にとって、寝坊による遅刻は罰金を取られることもあり、収入面において深刻な問題でもあったようです。

  • ワーキングウーマンのメアリー・スミス、かっこいいです。昔のイギリスの風俗がわかるので、年かさの子達も興味を持つと思います。

    実際のメアリーの写真が載っているので、子供たちは見せて!と集まってきます。

  • 仕事に誇りと自信があるっていい
    胸を張れる何かを手にしたいと思える素敵な話だった
    オチもあるしね

  • 誰でも読めると思うけどちゃんと、
    話がわかっていいと思う。
    こんなこと本当にしてるんだー!
    と思った。
    絵も面白い!
    最後の先生が酷かった。

  • 小1娘が面白い〜と何度も読んでとのこと。先生に怒られた娘へのメアリーの対応が素敵です。

  • アンドレア ユーレン (著), Andrea U'Ren (原著), 千葉 茂樹 (翻訳)

  • 図書館で借りて読み。

    目覚まし時計が普及する前に活躍していた「ノッカーアップ」(knocker-up)のお仕事のお話。
    私が面白かった。
    ルビ付き漢字表記だったので、小学生以上向けかしら。4歳児Aは聞いてくれたけど。

  • 6分

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