せかいでいちばんつよい国

  • 光村教育図書
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本棚登録 : 1050
感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895726443

作品紹介・あらすじ

せかいでいちばんつよい国はデビッド・マイキーによって書かれた戦争と平和を題材としている絵本です。戦争がいかに無意味で残酷なものか、平和であることでどれだけ人々が幸せに暮らしていくことができるのかを絵本を通してわかりやすく書かれています。可愛らしい絵で描かれていても戦争がどれだけ醜いことかが伝わってきます。

感想・レビュー・書評

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  • 強いっていうのは武力や力ではなくて、しなやかで逞しく受け入れられることなんだろうなぁと思った。

  • この絵本が、子どもたちの愛読書となり、その国のトップになっていくのならばきっと、その国は平和でしあわせな国であり続けるだろう。

    この絵本が、各国のトップの愛読書であるならばきっと、地球は平和でしあわせな惑星であり続けるだろう。

    〜~〜~〜~〜~~~~~~~~~~~~~~~~~

    大きくてつよい国の大統領は、「世界中を我が国が征服すれば、みんながしあわせに生きられる」と信じ、いろんな国へ戦争をしにいきました。

    どの国の人たちも、懸命にたたかったものの、大きな国には勝てず、征服されていきました。

    そして残ったのは、たったひとつの小さな国。
    その国は小さすぎたため、大統領はその国をほうっておいていたのでした。

    しかし1つだけ残しておくのも…ということで、ついに大統領と兵隊たちは小さな国を征服しにいきました。

    すると…

  • 〝世界でいちばん強い!〟と信じてやまない<大きな国>の大統領が、いろんな国に戦争を仕掛けます。「世界中の人々を幸せにするための戦争だ!我国が世界中を征服すれば、みんなが我々と同じように暮らしていけるのだからな!」 ・・・侵略をうけた国の人々は命がけで戦いましたが、どの国も<大きな国>に降伏するしかありませんでした・・・たったひとつ、軍隊も武器も持たず幸せに暮らしている、あまりにも<小さな国>を除いて・・・。 いま、世界で起きている不幸な出来事が連想されますが、強大な国の大統領に希望を託して終わっています。

  • これも読後感にいろんなことを考えてしまう絵本。賛否両論な面もありそうなので星3つ。
    大人が読むと、かなり色んな面から考えちゃう。シニカルな目線が入ってるよなあ。

  • 人に盗まれることのないもの。綺麗事では無く知識、知恵で忍び寄る。味わい深い作品です。

  • 色々な解釈ができて良き本 はっきりと答えが書かれていない所がいい

  • 今を思うと、なんか違うなー。---世界中の人々を幸せにするために世界中を征服したある大きな国の大統領の話。

  • 兵士を持たない小さな国が武力を備えた大きな国に平和を教えてくれる。日本は平和を作り出す国にはなれないんだろうか。目を覚ませ、大きな国の大統領。

  • 著者デビット・マッキーさんは、『ぞうのエルマー』シリーズで有名な作家さんです。
    2022年4月6日に亡くなられました。
    この本を知ってからぞうのエルマーを読むと、著者は平和や共生に強い関心を持って表現されている方なのかなと感じます。
    ほかに『六にんの男たち—なぜ戦争をするのか? 』も戦争と平和を考える絵本です。

    大きな国が、自分たちの暮らしを広めることが「人々を幸せにする」と信じ、戦争を始めます。
    しかし大きな国の人々は、知らず知らずのうちに小さな国の文化に魅了されていきます。
    小さな国の文化は「自分たちの文化が一番優れている」と信じていた大きな国の人々、そして大統領の心まで征服していたのでした。

    小学校低学年から、大人までおすすめです。

    ブログでも紹介しています。
    https://corosanblog.com/sekaideitibantuyoikuni/

  • 月イチ絵本。
    先月はサボったな。
    いやまあコレ・・・
    絵本としては楽しいんだが・・・
    よくないなあ。
    この考え方はよくないなあ。
    このだいとうりょうは、この程度の感じの人なのでまあこんな感じで終わってよいのですが、現実はこんなことにはならんからなあ。
    小さな国、弱い国、なめられた国はどうなるのか。
    歴史を見れば、というか今の現状を見ればわかりますね。
    教育的にはよろしくないなあ。
    まあ絵本としては楽しいんだけどね。

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著者プロフィール

デビッド・マッキー:1935年イギリス・デボン州生まれ。美術学校在学中から風刺漫画の仕事をはじめ、卒業後には雑誌「パンチ」や新聞などに絵を描く。1964年に初めての絵本『TWO CAN TOUCAN』を出版。代表作「ぞうのエルマー」シリーズは、60以上の言語に翻訳された。ほかの絵本作品に『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)、『なぜ戦争をするのか?六にんの男たち』(偕成社)などがある。また、アニメーション作家としても活躍。2022年南フランス・ニースにて永眠。

「2022年 『エルマーのたんじょうび?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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