空の飛びかた

  • 光村教育図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895726887

感想・レビュー・書評

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  • 鉛筆画のような大人の絵本。

    空を飛ぶ為にペンギンの耐久性を試す方法をご存知ですか?

    答えが気になった方は是非!!(笑)



    本の概要

    内容(「BOOK」データベースより)

    ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょっこり出くわした。空から落っこちたんだよ、とやつは言った。でも、ペンギンが―やつはどうみてもペンギンだった―飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。ペンギン空を飛ぶ。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    メッシェンモーザー,ゼバスティアン
    1980年、フランクフルト・アム・マインに生まれる。2001年からマインツやディジョンの美術大学で学ぶ。在学中から絵本作家として活躍。デビュー作である本書は、全世界で注目を浴びた。現在、フランクフルト在住

    関口/裕昭
    1964年、大阪府生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。在学中、ドイツのゲッティンゲン大学に留学。最近のドイツ文化全般に深い興味を持ち、紹介に努めている。現在、明治大学情報コミュニケーション学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • できないことなんてない。
    ペンギンとおじさんの関係がとても良くて、絵をよく見れば見るほど面白さがジワジワくる。

  • ある日ペンギンが空から降ってきた。
    飛べないペンギンと出会った男。
    ペンギンを飛ばすために悪戦苦闘する日々。
    そしてある日、奇跡が起きます。

    飛ぶために諦めない思いや数々の失敗がユーモアとなり伝わってきます。
    何回やってもダメだったことが、ひょんなことからできたって言う経験を思い出したり、、
    自然体で温かみのある鉛筆絵画が優しい気持ちにしてくれます。
    余白をたっぷり使っているのもオシャレ。
    ずっと見ていたい絵本です。

  • 〝ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょっこり出くわした。「空から落っこちたんだよ」とやつは言った。 でも、ペンギンが・・・やつは、どうみてもペンギンだった・・・飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。 そんなことは、やつも知っていた。でも、やつは大まじめに1羽の鳥になりきってやれば、きっと飛べる、と思い込んだんだ・・・〟飛べないペンギンの夢を叶えてやろうとする男と、その厚意に甘んじ涙ぐましい努力を続けるペンギン・・・心ゆさぶる静かな余韻が残る大人の絵本。

  • 出来ないと決めつけず、実践すること。
    絵に躍動感を感じる。笑える部分もある。

  • ペンギンが空を飛べないなんて誰が決めた?

    味わい深い絵のタッチと、時々ふふっと笑わせてくれるのが魅力
    大人にこそおすすめしたい絵本

  • ペンギンが空を飛ぶ?
    そんなの無理に決まってる。

    散歩の途中、空から落ちてきた一羽のペンギンと出逢ったことから始まる物語。
    ペンギンが空を飛べないことは重々承知。
    けれど、きっと飛べると信じてる。
    一人と一羽の、不可能を可能にする研究と練習は実にユーモラスで微笑ましく、失敗しても挫けず何度でもチャレンジする友情に、胸がきゅっと締め付けられる。
    味のある柔らかな線のタッチが素敵な絵本。
    空の飛びかたと、常識で凝り固まった大人の頭を和らげる方法を教えてもらった。

  • わぁ、なんて素敵な絵本!
    図書館で借りたのですが、絶対手元に置きたいので、購入を決意。

    「わたし」が散歩の途中で出会ったペンギンは、空から落ちてきたと言う。
    「自分は飛べる」と信じ込み空を飛んでは見たものの、他の鳥を見て「やっぱり飛ぶようにはできていない…」という思いにとらわれ、あえなく墜落。
    もう一度空を飛ぶために、いろいろな方法でトライする「わたし」とペンギン。
    最近ちょっと落ち込み気味だった私に、パワーを分けてくれました。

    鉛筆で描かれたペンギンがとてもかわいいのです。
    特に流し台の中で丸くなって眠る姿にきゅんです。

  • 真剣に飛ぶことを目指すペンギン。

    常識を疑え!

    ほのぼのとして温かいお話。

  • 押しつけがましくなく、かつ示唆に富む。

    ペンギンの視点と、男の視点、どちらにも入り込みやすい。
    飛ぶための試行錯誤をする二人の姿を見ながら、自分も自然と一生懸命になってしまう。

    最後にフッと解き放たれるような感覚が心地良いです。

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