- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895881388
作品紹介・あらすじ
夢だかなんだかわからない。
けれどもきっと本当だ。
…こんなのがざしき童子です。
語り部が語り伝えるように書かれた、4つのざしき童子のお話。不思議でどこか淋しい雰囲気が画面から伝わってきます。
光と影の表現が美しく、繊細なタッチで描かれた子どものかわいらしい表情や情景。すうっと、物語の世界へ引きこまれていきます。
感想・レビュー・書評
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この本は、少し怖いお話です。でも、ざしき童子がとっても可愛かったです。
わたしはとても気に入りました。 -
物語と絵がとてもよい雰囲気で、
特に
渡し守が見たざしき童子は
凛としていて、よいですね!
ただ。。
こわいのが苦手なので、
じっくり見られず、すみません。 -
座敷童子のお話。実際に存在するのか架空のものか…。岩手県では、「妖怪、精霊的」存在だとか。四つのお話は有名らしく、「幸福の象徴」とか。色々調べると、1.口減らしされた子供の幽霊説2.大工の呪い説3.奴隷にされた子供説4.河童説と何だか怖い印象。だけど、賢治のお話は何だろう…やんわりとした不思議な感覚に陥ります。「こんなのが座敷童子(ぼっこ)です。」の繰り返しがなんとも言えない響きです。
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不思議な座敷童のはなし。子どもたちの表情が豊かですばらしい。
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素敵なタッチの絵がお話を興味深いものにしているなぁ。
朗妙寺の淵の渡し守が出会った「更木の斎藤」へ行った凛とした座敷童子がお気に入りに! -
宮沢賢治作品にしては、ストーリーが分かりやすいが、何を考えたのかは、各々違っていそう。
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「座敷わらしの話は古くから東北地方に伝えられ、家に幸福をもたらす、いわば福の神として語られることも多い。
この「ざしき童子のはなし」は宮沢賢治が生前発表した数少ない童話の一つで、ざしき童子にまつわる4つの話が収められている。
遊んでいた10人の子どもが、いつのまにか11人いる。「一人も知らない顔がなく、ひとりもおんなじ顔がなく」だれが増えたのかわからない。ざしき童子はどの子だろう?どの子もしっかりと見返してくる。
子どもたちが愛情もって描かれる。」
(別冊太陽『怖い絵本』にて紹介)