シンデレラ ペロー

  • 三起商行 (1987年1月1日発売)
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感想 : 10
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本 ・本 (52ページ) / ISBN・EAN: 9784895882071

感想・レビュー・書評

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  • 東逸子さんのイラストがクラシカルで美しい!

    詩人の天沢さん訳で、ペローの原作どおり教訓がついています。

    オススメです。

  • 読み聞かせには少し長いお話ですが、さすがに小学生の女の子はよく聴いています。

  • シャルル ペロー (著),
    東 逸子 (イラスト),
    Charles Perrault (原著),
    天沢 退二郎 (翻訳)

  • ペロー原作の『シンデレラ』。

    何と言っても。
    何と言っても、絵の美しさ、ですよ。
    クラシックに輝く、本当に美しいひとつひとつの光景は、読みながら何度もため息をついてしまうほど。カボチャ、ネズミ、トカゲたちが豪華絢爛な馬車や馬や召使たちにきらきらと変化する場面もウットリだし、お城で王子様と踊るシーンも本当に綺麗。下手に現代風の、一見、小さい子にウケそうな絵本より、長く静かに心に残る、素晴らしい一冊だと思う。

    訳も、やや古い雰囲気なところがむしろ素敵な印象。「魔法使い」じゃなくて「仙女」ってなってるところもいい。あと、簡略化されたシンデレラだったら迷わずカットされているであろう内容が残っているのもいい。(王様が、既婚者&高齢であるくせに、シンデレラに見惚れてお妃様に「こんな可愛い人見たことない!」とか言っちゃうシーン等。)

    ふとした瞬間に、何度でも手にとって読み返したくなる一冊。

  • シンデレラの絵本は沢山あるけど、1冊選ぶなら迷わずこれ。東逸子さんのロマンチックな絵と天沢退二郎さんの明瞭な文章が魅力です。

    これはペロー童話を下敷きにしているので説教臭く、シンデレラは気立てが良かったから幸せになれたと殊更強調してますが。

  • シンデレラの名前の意味は、実は"灰かぶり"。
    表紙のイラストはその不遇にまみれたシンデレラです。
    女性にとって、シンデレラとガラスの靴はいくつになっても永久の憧れ。
    東逸子さんの絵は古典のお姫様の物語にさらに透明感と
    優しさを与えています。
    挿絵の人々の美しさにため息がもれます。

  • 誰もが知っているシンデレラのお話。
    特に女の子ならきっと一度はこの名前の童話の本を手にとるのではないでしょうか。

    これまで、自分もたくさんのシンデレラの童話を読みましたが
    中でも一番のお気に入りがこの本。

    東逸子さんのやわらかい絵で
    吸い込まれるように絵本の世界に入っていけます。
    また、文章も教訓や、ちょっと変わった表現などがされていて
    読みやすくてすらすら読める一冊。

    読み聞かせとかにもいいんじゃないかなと。

    もし
    自分がシンデレラの絵本をプレゼントするなら
    迷わず
    この本を選ぶと思います。

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著者プロフィール

天沢退二郎 訳者 天沢退二郎(あまざわ たいじろう)1936年東京生まれ。東京大学仏文科卒。詩人、評論家、宮沢賢治研究家、作家。詩集に『地獄にて』、『幽明偶輪歌』(以上思潮社)、翻訳に『青空』(晶文社)、『ヴィヨン詩集成』(白水社)、『ペロー童話集』(岩波書店)、『シチリアを征服したクマ王国の物語』(共訳、福音館文庫)、評論『宮沢賢治の彼方へ』(思潮社)、創作に『光車よ、まわれ!』(ポプラ文庫ピュアフル)、オレンジ党シリーズ(復刊ドットコム)がある。

「2013年 『犬のバルボッシュ パスカレ少年の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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