翼の時間 (ミキハウスの絵本)

著者 :
  • 三起商行
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本棚登録 : 91
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895883122

感想・レビュー・書評

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  • 静寂のなかで流れる上質なファンタジー

  • 言葉はプロローグとエピローグに少しだけ。あとは絵があまりにも雄弁で。

  • 東逸子女史の描く天使様が美し過ぎる……
    図書館で会える大宇宙を司る天使達…

  • 天使の祝福の歌声が光とともに降りそそぐよう。この上なく華麗で、永久性に富んだ絵本。
    読書家の皆様が心に傷を負ってしまったときには必ず癒してくれるので、至高の時間が詰まったこの書物に救いの手を求めてもらいたい、とわたしは強く想った。心にゆとりがないとき、晴朗無上、図書館の本棚に並んだ書物の眺めにうっとり見とれるだけで、背表紙が読書家を出入りさせて幽玄極まりない世界になじませ、羽化登仙の感興を分かち合えるようにしてくれる。
    お互いやわらかい気持ちになりましょう。
    これから先の人生のために純白の翼をとっておきましょう。

  • 銀河鉄道の夜の挿絵をみて、東逸子というひとに出会う。明確な意思をもって線を刻み込むというよりは、画面から浮かび上がってくるような、それを丁寧にこねていくそんな絵。
    降り注ぐような鉱物的光の加減、中性的でどことなくアンニュイな表情、曲線によって広げられる温もり、どれひとつ欠けても、この夢のようなひととき、どこまでも飛んで行けそうな翼のはためきを表現することはできない。夢から覚めても、どこかでまた夢と出会えそうな、夢がどこかで現実とつながっているような、そんなやさしい気持ちに抱きしめられる。
    たくさんのことばは夢の時間に要らない。ただ在るだけでいい。

  • アリス幻想綺譚 | Bunkamura

    開催期間 2013/3/1(金)~3/10(日)
    開館時間 10:00~19:30
    会場 Bunkamura Gallery
    主催 Bunkamura Gallery
    お問合せ Bunkamura Gallery 03-3477-9174
    http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/130301alice.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「今のところはやはりこれが一番好きです。」
      繊細な銅版画が色々なイメージを掻き立てます。他の人が書かれたテキストに絵を付けたのも素晴らしい...
      「今のところはやはりこれが一番好きです。」
      繊細な銅版画が色々なイメージを掻き立てます。他の人が書かれたテキストに絵を付けたのも素晴らしいですけど、やっぱり単著の方が、より深い感じがしますね。。。
      2014/05/02
    • はるかわさん
      単著の方がより深い感じがする、というのは同感です!! この方の本を読むのがとても好きなので、頃合を見て少しずつ読んでいます。作品すべて読んで...
      単著の方がより深い感じがする、というのは同感です!! この方の本を読むのがとても好きなので、頃合を見て少しずつ読んでいます。作品すべて読んでしまったら愉しみがなくなってしまう…と恐れています^^;
      2014/05/05
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「作品すべて読んでしまったら」
      読破されたら、単行本化されていない。雑誌とかに掲載されている作品探しを、、、
      「作品すべて読んでしまったら」
      読破されたら、単行本化されていない。雑誌とかに掲載されている作品探しを、、、
      2014/05/07
  • 東逸子さんの(絵本とカテゴライズされているけれど)画集。
    透明感、それから神々しく眩い光が溢れる絵に、溜息が出る。
    何度も何度も紐解いて、眺めたい。

    (図書館で借りた。そのうち手元に置きたい本)

  • 大好きな絵本!これから絵本の魅力にどっぷりです。絵が神クオリティ。

  • 古い図書館には、独特の雰囲気があります。本のにおい、ガラスを通した光と影。小さな子どもから見れば静けさと退屈さを同時に感じさせる不思議な空間でしょう。お父さんに連れられて行った図書館で少年が出会ったのは・・・?図書館をめぐるこんな時間はどうですか?

  • 古い図書館には、独特の雰囲気があります。本のにおい、ガラスを通した光と影。小さな子どもから見れば静けさと退屈さを同時に感じさせる不思議な空間。お父さんに連れられて行った図書館で少年が出会ったのは・・・?

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著者プロフィール

絵・東 逸子(あずま いつこ)
東京藝術大学卒業。卒業制作を含む絵本出版をきっかけに銅版画作品で仕事を開始。以降は画集、絵本、挿画、装幀画など主に書籍の仕事を手掛ける。主な絵本に「妖精のわすれもの」(偕成社)、「シンデレラ」「月光公園」「翼の時間」(ミキハウス)、「アマテラス(古事記)」(ほるぷ出版)、「銀河鉄道の夜」(くもん出版)、画集・画文集に「アフェリオン-遠日点」(NTT出版)、「グリム幻想」(パルコ出版)などがある。

「2021年 『さくら貝とプリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東逸子の作品

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