Dr.林の当直裏御法度―ER問題解決の極上Tips70

著者 : 林寛之

• 三輪書店 (2006年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nekosukeさんの感想 · 2013年6月28日]

少し前の本ですが、気になったので読んでみました。
林先生の本は読みやすくて、ユーモアがあっていいですよね。
この本は「裏」と書いてあるように、病態を中心に持ってきた本というより、医者ー患者関係だったり、医者ーコメディカル関係だったり、救急外来でのトラブルに焦点をあてた感じになっています。救急だけでなく、一般病棟や一般外来でも参考になるところは多くありました。余裕があったら読み物として面白いと思います。ついつい病態に目が行きがちですけど、「プロ」として意識をしなければならない面を教えてくれます。忙しいとき、あせっているときに心の余裕をもつのは、非常に難しいですが出来るようにならなければ。
「こんな上級医いらない」「こんな研修医いらない」は読んで注意しようと思います。

[orwkrecordsさんの感想 · 2010年4月30日]

林先生も恐ろしい臨床家です。優秀な臨床医に共通しているのは、患者想いで、教育熱心で、「いつ勉強してんの？」と思いたくなってしまうほど知識が豊富なことです。

著者プロフィール

福井大学医学部附属病院救急科総合診療部教授

「2023年 『新装改訂版 もう困らない 救急・当直 [電子版付]』 で使われていた紹介文から引用しています。」