小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために
- メタモル出版 (2012年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895958370
作品紹介・あらすじ
ふたりの子どものママである小児科の先生が医学的文献を元に育児のウソ・ホントを教えてくれる必携の書。気になる疑問や不安をQ&Aで解決します。
感想・レビュー・書評
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ツイッターでフォローしている先生。育児の都市伝説みたいのを、ちゃんと説明して否定したり、根拠のある情報をくれる人。
頭の形・・・日本人に多い絶壁頭はうつぶせで寝ても変わらないことが知られているとのこと。
母乳の味・・・体は恒常性が保たれているので、栄養状態が違う北欧とアフリカの母親の母乳を分析して比べた結果はほぼ同じ。だから母親が食べた物で味や成分が大きく変わることはない。母乳には本来、自分の体を犠牲にしてでも母乳の量と成分を維持する保証機構がある。(極端な時は別。厳格なベジタリアンとか)
睡眠・・・睡眠時間は文化や生活習慣でも違う。適正量には諸説ある。2歳までは午前中も寝るしそれほどリズムが整う訳ではない。なので「お母さんが朝10時から12時に眠気なく元気に活動できる」というのが赤ちゃんの適正な睡眠リズム。
↑これはとっても納得した。
睡眠の質・・・子供が夜中起きるかどうかは、父母の年齢、母の就業の有無、住居形態、子供の性別、出生順位、身長体重、とはまったく関係がないという研究結果あり。
寝具の選び方で比較したものでは、掛布団、敷布団ともに通気性が良い物(寝具内の湿度が低い)ものが最もよく眠った。掛布団が羽毛、敷き布団がポリエステルでシリカゲル入り敷パッド)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「赤ちゃんはいつまでも赤ちゃんのままではいない」にハッとした。そうなんだよなぁ。一ヶ月前にできなかったことが今はできるようになって、ちょっとずつだけど確実に成長してる。実用面からしたら、この本ももっと早いうちに読んでおけばよかった。
Q&A形式でポイントを押さえてあって読みやすい。 -
ネットで検索してモヤモヤする前にこれ見ておけば時間もムダにならないし、パートナーとのコミュニケーションにも役に立つ。
うちはもう1歳なので「そういえばそんなこともあったなあ」という感じだけど、これから出産や0歳のお子さん持ちの方にはオススメ。
産休入る同僚へのプレゼントにもよさそう。 -
色んな人に育児のアドバイスをされますが、人によって言うことが違う…。本書では医学的な根拠に基づいた情報のみ。とても参考になるし、初めての育児で不安が多い中、頼りになる一冊です!
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小児科女医であり、二児の母である方が執筆された本です。
赤ちゃんの育児については、いろんな人からいろんなことを言われます。そしてわこちらも産後のために精神的にピリッとしてるため、ダークな気持ちになったりイライラが止まりません。
そんなとき、きちんとエビデンスが示された、現時点で正しい知識をえることは、メンタル的に楽になるのだと思います。
例えば…
Q. 母乳に食べたものの味がでる?
Q. 授乳中に薬を飲むのはNG?
Q. 離乳食の開始は遅い方がいい?
Q. 新生児はいつから外出OK?
Q. かぜのときの入浴はだめ?
Q. どういうときに病院に行くべき?
など、新米お母さんにとって、ギモンなことの数々に対して、優しい気持ちが含まれた言葉で回答が書かれています。
私は頭痛持ちですので、特に服薬にはいつも困っていました。でも、本書の回答を見て、近所の薬局で相談にのってもらい、授乳中でもオッケー!なお薬を買いました。楽!頭痛がするだけで、育児も家事も苦痛やったんです。
何か心配ごとがあったら、スマホで調べてしまう新米お母さん。
親戚やばーばからの都市伝説や迷信に振り回されてしまった新米お母さん。
これはオススメです。 -
これも宋美玄先生の本のつながりで見つけたもの。女性の健康以上に、子育てに関しては「かくあらねば」なことや思い込みが多いのだなと思う。わかりやすく読みやすい本。
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QA形式でよくぶつかる悩みが分かりやすく書いてある。様々な文献を参照してのアンサーだから、とても信頼できる。語り口も優しくて安心できる。
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こうしなきゃ!って思って思って緊張してた事柄に関してちょっと安心できたかな~。離乳食は遅すぎても逆にアレルギーになる可能性もあるとか、食べるよりも肌に触れた時の方が影響があるからちゃんと手を洗うとか、あれこれマメ知識が載っていた。
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正しい裏付けがある情報は、育児中の母親には有難いです。ネットでも人からでも、色々なアドバイスがあるから振り回されてばかり。。
ちなみに、森戸先生のような育児相談に近いことまで診察でお話してくれる小児科はいいなぁと羨ましく思いました。今通っている小児科の男性の先生(おそらく50代)が、子どもに寄り添うタイプの先生ではなく、何でこの人は小児科医を選んだんだろう?と疑問になるような先生なのです。
医者ってみんなそんな存在なのだろうかと思っていましたが、小児科を変えてみようと思うきっかけにもなりました。