- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784895958981
作品紹介・あらすじ
子育てに関しては、でたらめな情報が広まっています。子どもたちの健やかな育ちを守るには、正しい知識と論理的思考による情報の取捨選択が必要でしょう。そこで各分野の専門家が育児・医学・食・教育などのデマに反論!さらに本当に大切なことをお伝えします。
感想・レビュー・書評
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なんとなく信じてしまってしまっているテレビやネットの情報でもなんの根拠がないことがわかる。
この本を読んで勉強にとてもなるが、この本そのものを疑って自分で調べてみるぐらいのことが必要だと感じた。 -
ずばり名指しもあり、科学的根拠など証拠を並べて反論している。
妊娠、出産、子育てにおいて、根拠のないデマが横行する中、何を信じ、どう考えるか、この本を読んでからだと手間が省けるように思う。
とりあえず最初に読んでおけば、後から育児のことを調べるうちに目にするであろうデマや捻じ曲げられたことが「これはおかしい」と簡単に切り捨てていけるようになると思う。
妊娠前ではある人の本を読み、すごいなー、こんな出産できたらなぁと(実際は自然分娩してないし、病院で産んだけど)思っていたけど、単純に信じすぎてて、ほんとにバカだったなぁーとしばらくして気付いた。
だって、人の分娩は母親、赤ちゃんによって千差万別。子育ても子供によって対応が違うのは当たり前。それを単純なグループわけしたり、当てはめるのはおかしなこと。
全否定はしないけど、胡散臭さも共存している。
妊娠、出産、子育てを始めるといろんな情報を見たり調べているうちに、何が正しいのかわからなくなりやすい。
無知、真面目な人ほど迷いやすいだろう。
騙されやすいだろう。
デマも多く、それを信じ込んで疑わず広めている人たちもいる。
根拠のないデマを信じ込み、我が子のためだと思っていたことが、真逆であることもある。
芸能人とか、カリスマ的助産師とか、有名な人だから正しいのだってことはない。医者や専門家でさえおかしなのがいるという。
薬、食べ物、ワクチン、教育など、デマの多くは極端な解釈から捻じ曲げられて解釈している。中には科学的に嘘だと証明されているものもあるし、普通に考えておかしいものもある。
とにかく、無知だとダメだなって思う。
教育の章(誕生学、二分の一成人式、江戸しぐさ、親学、水からの伝言)やEMは、ほとんど知らないことが書かれていた。聞いたことがあるけど、どんのことか知らなかったので。今後我が子が学校でやるかもしれない。
しかし、上部のことだけでここまで捻じ曲げて、あるいは間違ったまま教育の場に持ち込むんだなぁ。
親も何が正しいか見極め必要だ。 -
痛快!!
蔓延する育児神話やエセ医療などを専門家がバッサバッサと斬りまくる!!
特に「食育」の項は吹き出した。
それから、スーッと楽になった。
それぞれの詳細内容はもちろんだけれど、こうやって反証して自分に必要なものを見極めていくのだというやり方も実地で見せてくれたようで、それもとても良かった。 -
共産主義が独裁者を生むのも、良かれと思って他人にデマを拡散してまわるのも、どこか根っこのところで繋がっている話だと思い、究極の悪とは実は、究極の良心と紙一重だと思う。
ネットに出回る間違った、極端な情報を信じず、多くの専門家が妥当と判断した、真ん中の真っ当な意見を普通に取り入れましょうと言う本。
やっぱりネットは怖すぎる。こういう本をまず読んで、ベースを身に着けてから、ネットをうろうろするべき。
でないと命にかかわる。 -
科学的根拠から考えることの大切さがわかった。
育児が始まると、毎日いろんな不安にさらされると思う。日々の忙しい生活の中で、子供のことを考えて何かを選択していくことは容易ではない。
でも、周りの人のそれっぽい見解に飛びついたりせず、落ち着いて本当にそうなのかを科学的根拠のあるリソースから判断したい。
変に煽られず、売りつけられずに、本当に必要なものを見極めていけるようにありたいなと思う。 -
各分野の専門家が、世の中に出回っている事柄について根拠をもとに分かりやすく説明してくれています。気になる項目から読んでも良いかもしれません。
この本の内容をもとに、さらに自分の中でも情報を整理して、子どもを守ってあげられるような選択をしていきたいと思いました。 -
情報過多な時代なので、それをどう捉えるか、どう判断するかぎ大切だとよく分かった。さすがにそれは、、、という話もあったが、科学的な知見から説明されていて説得力があった。様々な情報につい飛びついてしまうことのないようにしたい。
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大人なら聞いたことのある話の根拠をきちんと理解するようにわかりやすく説明していると思う。
各項目ざっくりと読めるので、さらに知りたい場合は、おすすめ関連本を手にできるし、様々な分野で情報の出所やより信頼性のある情報をどこから得るのかを精査し、しっかりと意識して情報を選んでいきたい。
著者プロフィール
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