- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896017571
作品紹介・あらすじ
由緒正しき家の跡継ぎでありながら、屋敷に篭もり、人形たちを話し相手にひっそりと暮らしている人形師の琴耶。だが、一族が催したパーティーに客として現れた世界的に著名な実業家ジェラールに一目惚れされてしまう。人と話すこともほとんどなく、もちろん恋愛などしたこともない琴耶は一方的に愛情を押し付けられ、まるで自分自身が人形になったような気がしていた。しかも、琴耶の部屋と全く同じに造られたジェラールの別邸の部屋に連れ去られてしまい-。
感想・レビュー・書評
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雛祭りの時期のお話だったので、この時期に読まないといけないだろうと、積読から拾ってきました。
そういえば人形ってかわいがるだけではなくて、人の災いを受け止める意味もあったなぁと、私の中でのいろんな情報をかき集めながら読んでおりました。
最後まで面白かったことは面白かったのですが、琴耶の家の問題は迷信で終わるのだろうか。もっとドタバタしたひりひりとしたものを空かされた感じがしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんかボヤボヤ~っとしたストーリーだったな。
人形に気持ちを投影させてる所は結構好きだったけど。 -
★4.5。(さりげなく挿絵に入ってた花ちゃんとジェラル人形に癒されました…。花ちゃん無事で良かった〜!)受の熱烈な信奉者になったフランスのキザ男が、箱入り人形を外に連れ出すかのように強引に口説き落として愛しまくってデレデレメロメロな感じがも〜甘くて萌えました!「ノン」に始まり、時々もどかしいように母国語で愛を囁く様子にキュン…。囲って愛玩するだけに終わらず、受の自我を尊重し自立を手助けするという恋人としての愛情が感じられたのも良かったです。包容力と敬意を兼ね備えた変態という名の紳士でした。
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なかなか良かった。
日本贔屓のフランス人攻めの無自覚な変態さに惚れる。 -
タイトルからエロ系かホラー系かしらとか思ってたらそうではなく(笑)男子は薄命という女系一族の中で人形だけを相手に生きる浮世離れした人形師の琴耶に一目惚れしたフランス男・ジェラールが衆道に憧れる日本かぶれのホテル王って設定が面白い!琴耶の生い立ちや心情の描写に人形が上手く使われてるのも良かったです。ジェラールの熱情が琴耶の心を開きますが、琴耶は意外にもしっかりと意思表示をできる一面もあり可愛いのです。一松人形の花ちゃんをおんぶしてパリの街を自転車で走り回る琴耶のイラストが見たかった(笑)
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大好きな小山田あみさんの表紙目当てで買ったんだけど、内容も結構良かった
攻めが変態(笑)