- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896017960
作品紹介・あらすじ
食品会社に勤める仁木は、過去のトラウマから仕事も恋愛も情熱的な感情とは無縁な日々を送っていた。そんなある日、有能で野心家と評判の稲見が本社から出向してくる。直属の上司となった稲見は噂通り傲慢で、ひどく魅力的な男だった。平穏な日常を守るため、必要以上に近づくまいと決めた仁木。だが、稲見に秘密を知られてしまい、黙っている代償に服従を誓わされ…。「諦めろ、もうお前は逃げられない」冷酷で淫らな脅迫に、仁木は熱く翻弄されていき-。
感想・レビュー・書評
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ちょっと強引な攻めと出会って、自分が変わっていって、という話。よくまとまっていて読後感良し。らせんの意味が他にもあるのかも。
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こういう攻め、苦手。。。。
話的には面白かったんだけどなぁ。
特に人と関わることを必要とせず仕事をし、上司に言い寄られ断っているうちにきつく絡まれるようになった受けが、本社から出向してきた攻めにさらにきつく当たられるという。。。
それは攻めが本社から人事査定に来てるからで、上司が人事に上げている受けの評価が悪いので確認に。
しかし、のっけからきついし強引に犯すし。
職権乱用?!
最後に気持ちが通じ合った(?)時に「評価を鵜呑みにして常識もプライドもやる気もないと判断して口を割らせる手段として体を力づくで奪った」って攻めは言ってるけど、それってむしろお前が人事に査定されろよ!って感じ。
その評価が正しいか査定しにきてんのに、それに踊らされて口を割らせる手段で犯すとか異常。
最初の受けの態度がそういう風にとらえられてると思っても、一般的に考えて上司がそういった評価を上げても、その部署に行って同僚や普通の社員との接し方や、その人たちにそれとなく聞いてから判断でしょ?
もう、勝手すぎてどん引きした。
くっついてみれば、ただの独占欲丸出しのわがまま俺様。
なんか、うんざり。
受けは、最後までデレるわけでもなく、初めてちゃんとした恋人の存在にどうしたらいいか分からず素直に「どうしたらいい」と聞いたり、むしろ可愛げがあってこういうタイプの受けもいいなぁと思えたのにな。
攻めで台無し。
こういう一方的な相手を顧みない攻めはホント無理。
☆2.2 -
甘さは最後にならないと感じません。最後は甘々です。仁木の成長がどんどん見えてきてとっても読ませてくれるお話ですね。もっと小山課長が引っ掻き回してくれると面白かったかも。
稲見さんのできる男っぷりは惚れ惚れします!しっかり仁木をいい男に育ててほしいですね。そして自分で育てながら仁木がモテると嫉妬する可愛い一面もツボです。