感想・レビュー・書評

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  • 恩田睦、飛び出す絵本に驚かされる。篠田節子、本屋のエレベーターから出た先には…?市川拓司、不思議な書店でとある能力を持つ女性に自分史を作ってもらう、有栖川有栖、山の書房で迷宮に入り込み大冒険、三崎亜記、深夜に本を持って集まる「本の日」とは?
    他にも色んな作家が本屋、書店員をテーマに楽しませてくれる。本を愛する言葉がいっぱい詰まっている1冊。この長さでこれだけの話が書けるのが本当に凄い。
    本多孝好の作品が一番好き、本屋での出会いが人生を変える話、いいわぁ。本屋に行きたくなった。私にも何か素敵なことが起こるかな。

  • いつも枕元には短編集を置いておくようにしています。
    はい、お察しの通り、長編は読み始めるとキリがなくなるからです。
    でも、この本は次々と読みたくなる短編集でした。

    特に印象的だったのは、
    恩田陸#飛び出す絵本 
    あ~絵本が飛び出す森。行ってみたい。
    『ちいさいおうち』ならつかまえられそう。

    本多孝好#十一月の約束 
    古書店にありそうなファンタジー、こういう感じ大好き。

    今江祥智#招き猫異譚 
    おススメ本を喉を鳴らしたりして教えてくれる猫のしずかちゃん。
    いなくなった時はハラハラしたけど、なんと!

    朱川湊人#読書家ロップ
    ロシア語で書かれた本を読む猫ちゃん。
    「ニャア」がロシア語の「ダー」に聞こえるとありましたが、
    間違いなく言ってますね。ロップちゃん♪

    山本一力♯閻魔堂の虹
    うん!猫ちゃん(タマ)はなんでもお見通しさ♪

    市川拓司#さよならのかわりに
    その人の人生を一冊の本にしてくれる不思議な書店。
    そこへ導いてくれた青年の正体は…。

    内海隆一郎#生きてきた証に
    おじいちゃんを思う、優しい男の子にうるうる。

    三崎亜記#The Book Day
    持ち主の元から飛び立っていく本たちを見送っていたら
    胸がいっぱいに。

    個人的に猫ちゃんが登場するだけで大喜びなのですが、
    この本には3編もあって感激です。
    本と猫ちゃんって妙に合いますよね。

    大満足の一冊でした。

    • 杜のうさこさん
      azu-azumyさん、こんばんは~♪

      ちょっと留守にしていて、お返事遅くなってしまってごめんなさい。

      そうそう、枕元はなるべ...
      azu-azumyさん、こんばんは~♪

      ちょっと留守にしていて、お返事遅くなってしまってごめんなさい。

      そうそう、枕元はなるべく短いものですよね♪
      そうしないと寝るのを忘れて次の日に激しく後悔(笑)

      この本、楽しかったですよ!
      美味しいバイキング料理をお腹いっぱい頂いた気分です!
      azu-azumyさんも美味しいものには目がないとご推察します(*^-^*)

      こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします♪
      素敵な本とたくさん出逢えますように♪
      2016/01/12
    • koshoujiさん
      U子さん(笑)、こんにちは。
      挙げた2作は、戦後の日本児童文学の中でも名作中の名作です。
      是非読んでみてください。
      特に故後藤竜二氏の...
      U子さん(笑)、こんにちは。
      挙げた2作は、戦後の日本児童文学の中でも名作中の名作です。
      是非読んでみてください。
      特に故後藤竜二氏の「天使で大地はいっぱいだ」
      (今書いても、なんて心惹かれるタイトルだろう!!と思います)は、
      当時の課題図書にもなり、すごく印象に残っています。
      子どもながらに、人間としての生き方を学んだような気がします。
      大学のサークルに入部した時、その後藤氏がサークルのOBだと知って感激したものです。
      彼もたしか別の年にシンポジウムに呼んだのですが、
      その後、本人の引越しの手伝いなどもやらされる羽目になりました(笑)。
      あ、昔書きかけのレビューを発見し、載せましたので、是非ご覧頂ければありがたく。
      http://booklog.jp/users/koshouji/archives/1/4041107199
      そうそう、このビルの一階の本屋が高山書店ではなかったでしょうか。
      2016/01/13
    • koshoujiさん
      他の方のコメントも読んでいたら、私の名前を発見したので。
      ここに書くのも何ですが(笑)、
      けいたんさん、
      そんな、恥ずかしい、なんてこ...
      他の方のコメントも読んでいたら、私の名前を発見したので。
      ここに書くのも何ですが(笑)、
      けいたんさん、
      そんな、恥ずかしい、なんてことはございませんですよ。(^^)/
      2016/01/13
  • 本をテーマに、短い物語が展開される。
    どれもすっと読めて、ホッとできる話が多かった。
    これだけたくさんいると、ある程度ネタがかぶってる人も多かった。

    「十一月の約束」や、「招き猫異譚」、それと「本屋の魔法使い」みたいな、本へと誘われる話がとても好きです。
    本を読みたいという気持ちが刺激される。

    猫と本には特別なつながりでもあるんだろうか。
    三篇くらいは猫が出てくるのです。
    不思議。

  • ある人の本棚で見つけて。
    とっても面白かった!
    本が大好きな私には、分かる分かるーと共感出来るお話もいくつかあり。
    やっぱり本っていいなぁ

  • 『飛び出す、絵本』 恩田陸
    本を狩る男たち。好みの絵本を探す冒険。

    『十一月の約束』 本多好孝
    登校拒否の少年が出会った謎の男性。本を読むことを条件に大人の本を買ってもらう約束をするが・・・。

    『招き猫異譚』 今江祥智
    行きつけの本屋にいる猫。消えた猫。本を見繕う本屋。

    『白ヒゲの紳士』 二階堂黎人
    水乃サトル・シリーズ
    本屋の文庫コーナーを散らかす謎の紳士。勝手に本を整理している悟の気が付いた事実。

    『本屋の魔法使い』  阿刀田高
    田舎の本屋。注文するとすぐに届く本。本屋の店主の使う魔法。

    『サラマンダー』  いしいしんじ
    本をゆっくりめくる祖父の過去の秘密。16歳の夏の約束。

    『世界の片隅で』 柴崎友香
    台湾旅行を計画する二人。台湾の本屋。

    『読書家ロップ』 朱川湊人
    ロシア語の本を読む猫。

    『バックヤード』 篠田節子
    本屋に来る男と付き合い始めた女店員。本屋のBYにあらわれれ店員にアドバイスする謎の存在。

    『閻魔堂の虹』 山本一力
    評判の美女のお嬢様の代わりに本を借りに来る女中。

    『気が向いたらおいでね』 大道珠貴
    年上の男性と付き合う女性。料理の本。

    『さよならのかわりに』 市川拓司
    記憶をとりだし本を作る店。本を作った男性と息子の関係。

    『メッセージ』 山崎洋子
    引き籠りから立ち直りかけの書店員の面倒をみる女性。散らかる本棚。彼女の引き籠りの息子の秘密。

    『迷宮書房』 有栖川有栖
    狩りの途中に見つけた本やに入った2人の男。

    『本棚に並ぶ』 梨木香歩

    『23時のブックストア』 石田衣良
    本屋に勤める男女の恋愛。

    『生きた証に』 内海隆一郎
    本棚に勝手に並べられる本。自分の戦争体験を綴った本を販売してほしいという老人。

    『The BOOK DAY』 三崎亜樹
    本をとびたたせる風習。

    船橋図書館
     2010年7月16日読了





     

  • 恩田 陸『飛び出す、絵本』, 今江 祥智『十一月の約束』, 朱川 湊人『招き猫異譚』 ,三崎 亜記『The Book Day』 ほか

  • 「飛び出す、絵本」恩田陸 ○
    「十一月の約束」本多孝好
    「招き猫異譚」今江祥智 ○
    「白ヒゲの紳士」二階堂黎人 ○
    「本屋の魔法使い」阿刀田高
    「サラマンダー」いしいしんじ
    「世界の片隅で」柴崎友香
    「読書家ロップ」朱川湊人
    「バックヤード」篠田節子
    「閻魔堂の虹」山本一力 ○
    「気が向いたらおいでね」大道珠貴
    「さよならの代わりに」市川拓司 ○
    「メッセージ」山崎洋子
    「迷宮書房」有栖川有栖 ○
    「本棚にならぶ」梨木香歩
    「23時のブックストア」石田衣良
    「生きてきた証に」内海隆一郎
    「The Book Day」三崎亜記 ◎

  • 本に纏わるお話を集めたアンソロジー。
    18人が書いていて、話はごく短い。

    どの話もおもしろくて、ちょっと不思議なお話が多かった。

  • 本命は有栖川有栖でしたが、読んでみると……。

    総評。
    心に触れるものが多くてかなり楽しめました。「本」という身近で特殊なものをテーマにしているせいか、親近感を感じる話ばかりで、すんなり世界観を受け入れることができ、話の中に入ることができました。本屋の仕事も細かく書かれ、参考になりました。これは手元に置いておきたいと思いました。

    執筆者が初めましてで名前だけは聞いたことがある人がけっこういた。
    なかなかの豪華メンバーです。桜庭一樹が書いたのを読んでみたいと思いました。西尾維新だとどうもサイケデリックになるみたい……。
    短編の良いお手本集で、文句なしの100点満点です。

    一番は、いしいしんじの『サラマンダー』。
    ノスタルジックでセピア色、木漏れ日が似合う作品でした。
    出てきた女の子の性格が高飛車ですが、不覚にも萌えてしまいました。笑
    手紙を探し続けるということに感動しました。

    次点で、三崎亜紀の『The Book Day』。
    人々が夜中に儀式めいたことをするというのがなかなかのツボでした。
    手をつなぎ、その『時』を待ち、その時を過ごすというのが良かったです。

    一言感想。
    「飛び出す、絵本」恩田陸/発想がおもしろかったです。
    「十一月の約束」本多孝好/甘ずっぱい……。
    「招き猫異譚」今江祥智/京都の古い街並みの雰囲気が良く出ていました。3番目に好きです。
    「白ヒゲの紳士」二階堂黎人/水乃という男が一番のナゾ。著者の他の作品に出ているのかな。
    「本屋の魔法使い」阿刀田高/不思議なだけ……。
    「世界の片隅で」柴崎友香/世界の広さとつながり。私は認識したことがありません。
    「読書家ロップ」朱川湊人/猫は犬よりも知性がある気がする。
    「バックヤード」篠田節子/こういった○○の地下には秘密の××があるという設定はドキドキします。
    「閻魔堂の虹」山本一力/ここから三角関係に発展したらおもしろいと思う。
    「気が向いたらおいでね」大道珠貴/こういった女性像はすてきだけど、『本』はあまり関係ない気がする。
    「さよならのかわりに」市川拓司/青年が「キャラ」っぽすぎる。
    「メッセージ」山崎洋子/ありきたりな感じでオチが読めました。
    「迷宮書房」有栖川有栖/その後はドウナッタンデショウカ……?
    「本棚にならぶ」梨木香歩/助けを呼ぶ声は何だったんでしょうか……?
    「23時のブックストア」石田衣良/ひねりがなくストレートすぎる。フラットな文章。
    「生きてきた証に」内海隆一郎/本屋の裏方がわかりました。

  • 本に関するアンソロジーなんだけど、ハズレなかったですね!!<br>
    お気に入りは恩田陸♪

  • 様々な作者が本にまつわる物語を綴る。心温まるファンタジーあり、本屋でありそうな話ありと、一話ずつ、じっくり味わって読みたい一冊。

著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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