黄金の虎(ゴールデン・タイガー)―早坂類歌集

著者 :
  • まとりっくす
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本棚登録 : 18
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896250923

感想・レビュー・書評

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  • きみが居て恋人と呼ぶこともなく 美しい空 美しい虹、と、何故ぼくがあなたばっかり好きなのか今ならわかる生きたいからだ(これは未収録)に打ちのめされて早坂類をそっこー検索して買っちゃったやつ。歌集にはどろっとした苦手な系統の歌の方が多かったけど…もういっこの歌集と、小説も書かれてるのでそれも読みたい。

  • 「切望は痛くて遠い 哀願は痛くて哀れさ 愛は血まみれ」
    「強靭なブルーに赤い心臓をしずめて染めたような夏でしたっけ」
    「夏の日の水面のひかり ゆらぎ 花 水底の泥にしづもる記憶」
    「透き通る殺意が降って湧くときに地の深みから湧き立つ光」
    「金色の白金色の銀色の赤色黒色千色の海」
    「波と波の間の時をまごころと、呼ぶ。息継ぎを、息継ぎを。」
    「ある、ある、ある、すべてがあるという美しさの中で柔らかい」

    「性愛のしぐさに、ふと、記憶に無い記憶が呼び覚まされる」。……波や光、愛など実体を伴わないものがモチーフになっている歌が多いなという印象を受けました。幻想的な歌の数々が不思議な余韻を残していきます。

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