珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎

著者 :
  • 港の人
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本棚登録 : 75
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896292312

感想・レビュー・書評

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  • 話を聴いていてもいままでは見えてこなかった、北村太郎さんという詩人の姿がみえてきたような気がする。
    もっともっと、鎌倉や横浜で過ごしていた彼の話を聴いてみたい。
    ああ、後は何を書いても熱い譫言にしかならないので、自粛する。

  • 詩人って、自己陶酔されている人が多いように感じて、好きではない。茨木のり子さん以外。

  • 文体というか話のつなぎ方が滑らかさに欠け、どうしてもすこし読みにくいのだけど、素朴でやさしい語り口だった。北村太郎という人と筆者の、近づきすぎない距離感や、届かない思いやりがさみしくていとおしい。もうすこし日差しのやわらかい日に読みたい一冊だと思った。

  • 北村さんの優しさがわかる。その北村さんへの好きな気持ちも伝わってくる。それぞれが切ない想いを抱いたままで。

  • 体の奥がヒリヒリして、だけどほんのり暖かい。時間をおいて何度も読み続けよう。

  • 短いエッセイなので数十分で読めてしまう。作品名のように、カフェで珈琲を飲みながらゆっくりしている時に読むのに良いかも知れません。

  • 詩人・北村太郎氏の晩年の日常のひとコマを、スケッチ風に切り取って描いたエッセイです。
    実は北村太郎氏のことは、あまり存じ上げませんでした。もちろん詩人であること、所帯を持っていたにもかかわらず、幼馴染であった詩人・田村隆一氏の4人目の妻、和子さんと恋仲にあったこと、田村氏はそのころ他の若い女性のもとへ走り、和子さんは二人の詩人の間で精神を患ってしまわれたくらいのことは、なんとなく知ってはおりましたが。
    本書はある一時期、偶然詩人の隣人となった著者が、自らの目を通して見た北村太郎氏の暮らしぶりや、氏との思い出を綴ったものです。著者は北村氏をとても慕っておられたようです。貧しく、けっして恵まれていたとは言い難い晩年だったようですが、詩人の周りにはいつも若い人たちが集っておられたようです。詩人を見つめる著者のまなざしは温かく、その目を通して描かれる様子から、詩人のひととなりがじんわり伝わってまいります。とてもやさしい、心の和らぐエッセイでした。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 2015/08/14 読了。

    図書館にて。装丁もタイトルもとてもとても素敵。著者の優しい人柄と簡潔だけど胸がチクチクなるような文章がとても良くじんわりと温かくなりました。
    《いちべついらい》を購入して、届くまえに読みたいと思いました。購入したい。

    2015/08/28 再読。

  • 『いちべついらい』を読んだあと、ずっと読みたいと思っていた。橋口さんが珈琲とエクレアの似合う北村さんをやさしくあたたく見つめてる。そのことがまるでお見かけしたことがあるかのように、蘇ってくる。出会うステキなひとたちを、こんなふうに私も見つめてみたい。

  • いわゆる愛情表現はひとつもないけれど
    著者が北村氏を想っていたことが、じんわりします。
    極上の恋文なり。

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