君に目があり見開かれ

著者 :
  • 港の人
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本棚登録 : 54
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896292879

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  • 「君に目があり見開かれ」(佐藤文香)を読んだ。人を愛することの歓びだとか生きている楽しさだとかそういうものをハンカチに包んでそっと差し出してくれる感じがとてもうれしい句集です。魂をわしづかみにされた句をひとつだけ引用。
    『菊日和昨日買つた靴下で駆け寄る』
    ね、たまらないでしょ。

  • 読了。持ち歩きたい一冊。
    はっとする一句や、情景が言葉から溢れ出て
    目を閉じたら連れて行ってくれそうな一句。
    俳句ってなかなか身近ではないけれど、
    そっと寄り添うような存在として、提案された一冊なように感じた

  • 新しい才能の活躍によって表現の世界が拡大され革新されていくのは、どの芸術のジャンルも同じ。和歌や俳句の世界も、若い歌人、俳人たちの頑張りによって、さまざまな波や渦が日々つくられています。
    これは、いま、もっとも注目を集めている若手俳人のひとり、佐藤文香さんの句集。発売以来、恋愛を題材にした俳句の数々に新鮮な驚きを味わってくださる声が届いています。俳句なんて老人の趣味、という固定観念のお持ちのかたにこそ、このみずみずしい世界を味わってほしいです。
    デザインは、セプテンバーカウボーイの吉岡秀典さん。コズフィッシュで長年、祖父江慎さんの右腕を務め、今は独立して活躍されています。黄色いカバー、やわらかな手触りの本文用紙などなど、句集らしからぬ本のつくりには、佐藤さんの俳句の世界へのいろんな気持ちや意図がこめられています。ぜひご注目ください。

  • 新宿紀伊国屋書店にてサイン本。
    ボクのところにきたのは

    冬晴れて君宛の手紙はすべて君に

    これすき。

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著者プロフィール

*同名著者あり

1.佐藤文香(さとう あやか)
1985年兵庫県生まれの俳人。池田澄子に師事。第2回芝不器男俳句新人賞にて対馬康子奨励賞受賞。アキヤマ香「ぼくらの17-ON!」1~4(双葉社)の俳句協力。句集『海藻標本』(宗左近俳句大賞受賞)、『君に目があり見開かれ』。詩集『新しい音楽をおしえて』。共著『新撰21』、編著『俳句を遊べ! 』、『大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳2生と夢』、『天の川銀河発電所 Born after1968 現代俳句ガイドブック』など。

2. 佐藤文香(さとう ふみか)
1972年生。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(学術)。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門はジェンダー研究、軍事・戦争とジェンダーの社会学。主な業績に『軍事組織とジェンダー―自衛隊の女性たち』(慶應義塾大学出版会、2004 年)、“A Camouflaged Military: Japan's Self-Defense Forces and Globalized Gender Mainstreaming,” The Asia-Pacific Journal, 10-36-3 (September 2012)、 「ジェンダーの視点から見る戦争・軍隊の社会学」福間良明・野上元・蘭信三・石原俊編『戦争社会学の構想―制度・体験・メディア』(勉誠出版、2013 年)、翻訳にシンシア・エンロー著/上野千鶴子監訳『策略―女性を軍事化する国際政治』(岩波書店、2006 年)、メアリー・ルイーズ・ロバーツ著『兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?』など。

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