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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784896293319
感想・レビュー・書評
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子供は死ぬことと生きること両方と近いと思う
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横浜港の風景が浮かぶ。音と色。
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「海の教訓は
とてもきびしい
でも
もっときびしくてもいいとおもいながら」
「こんど恋人にあったら
たましい、こわしちゃってね、っていってやろうか」
さわやかに悪態をついてくる。
読みやすくて、きれいな詩集。 -
「いちべついらい 田中和子さんのこと」を読んだときに出てきた北村太郎さんの詩集。
やさしいことばで横浜の風景を撫でるような詩なんだけど、病に侵された死のにおいや乾いた自嘲が色濃く出ていて詩全体が冷たく透き通っていくような、そう思えば逆に実体をもってこちらの胸を鷲掴みにしてくるような…。
巻末に収録されている若い頃の詩がまた、光が強くてせつなくなってしまう。
少し引用したいと思ったけど、どの詩も一部を切り取るととたんに死んでしまう感じがする。なんて繊細なことばの連なりなんだろう。
著者プロフィール
北村太郎の作品





