転生したらスライムだった件1 (GCノベルズ)

著者 :
  • マイクロマガジン社
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本棚登録 : 1024
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896374599

作品紹介・あらすじ

何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた…はずだった。ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない…。そんな状況の中、自分があの"スライム"に転生してしまった事に気づく。最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、天災級のモンスター"暴風竜ヴェルドラ"と出会ったことで運命は大きく動き出す-。ヴェルドラに"リムル"と名付けてもらい、スライムとして新たな異世界生活をスタートさせた矢先、ゴブリンと牙狼族との争いに巻き込まれ、いつしかモンスターたちの主として君臨することに…。相手の能力を奪う『捕食者』と世界の理を知る『大賢者』、二つのユニークスキルを武器に最強のスライム伝説が今始まる!

感想・レビュー・書評

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  •  夏休みにWeb版を読んでみて思っていたより面白かったので、書籍版も手に取ってみた。以下は取り敢えずWeb版の感想。序中盤で魔物達が自らの手で理想の町づくりを進めていくのを読むのが面白い。ただ、気になる点も幾つかあって、まず表現が稚拙な箇所がチラホラ(もっとも、Web版執筆時は第三者のチェックもなかっただろうしプロの作家でも何でもなかったのだから仕方がないと割り切るしかないか)。次に、序中盤は前述の通り新興勢力として成り上がっていく過程を描いているが、終盤は主人公勢力があまりに強すぎてつまらない。安心して読めるとも言えるが、やはり醒める。最後に、主人公は現代日本の文化を異世界で再現することによって異世界の文化レベルを上げる(そうとは書いていないが結局そういうことだろう)のだが、異なる文化の間にあまりにも無邪気に優劣をつけすぎ。
     俺TUEE系の面白さは無双する主人公と自分を同一視して得られる全能感だろうが、さらに言えば、見縊られていた主人公が「真の力」をほんの少し解放して問題を解決し、凄ーいとチヤホヤされる快感・満足感に繋がる気がする。つまり、他者からの自分の評価が「正しく」修正される、或いは「理由」があって隠していた「真の姿」を隠しきれなくなって「誇らしげに」晒す快感である(「」が多くて嫌味ですが)。他者からの評価とセルフイメージ=理想の自分の間には誰しも多少の乖離があって、両者間を縮めるのにはそれなりの努力が必要なわけだが、その困難さ故に(あまりにも乖離が激しくなると?)「異世界に転生」することになる。つまり、結局は現実逃避に過ぎないと思う。本作品では、主人公がスライムであるところにそれが象徴的に現れている。というのは、見た目の強さが低いほど、「真の」強さが引き立つものだから。つまり、現状は弱いけどそれは見た目だけで、本当は強いんだぞ、と。

  • 私は最初に漫画とアニメの方を見たんですけど、少しだけ内容が違うぐらいで、ほぼ内容は同じでした!
    200ページ以上あったので、これ読み終わるか?と思ってたんですけど思ってたよりも早く読み終わりましたね!
    小説もすごく面白かったです!

  • アニメで人気の転生物ラノベ。
    転生したらスライムになっていた主人公の活躍。
    マンガ感覚で面白い。

  • マンガを先に読んだので、脳内イメージがマンガになってるけれど、映像が浮ぶ分読みやすかった。
    リムルの万能感が爽快。
    絵師さんの絵柄が、雰囲気あっていい感じ。


  • 召喚者シズの魂は、解放され「井沢静江」として母と笑顔を交わすことができたのだろうか?

    言わずとしれたラノベのビッグタイトル♪
    面白かった♪ただのスライムに転生しリムルと名乗り、ヴェルドラ、ランガ、リグルド、ゴブタ、カイジン達との出会いが語られる。

    またリムルの多種族との交流、相互理解のスキル、リーダーシップ、組織のトップの在り方等とかなりボリュームがある一冊。
    一人称で淡々と語っていた印象でした。アニメって良くできてたなぁ♪が第一印象(笑)

    #転生したらスライムだった件

  •  最近流行りの転生ものだけれども、着々とスキルと仲間を獲得していく様が爽快。読んでいて、自分も捕食者でスキル獲得したい願望に駆られる。
     これからもっとスキル獲得して、スライムがチート強化および開発していくのを楽しんでいきたい。

  • 漫画をたまたま読んだ事で原作が気になり手に取ってみた。
    刺されて転生したら訳も分からずスライムになっていた…そこから自分の能力を確認しつつ仲間を増やしていく……

    なろう系のイキった感じの主人公ではないから主人公にイライラする事はない。スライムだからね。

  • 主人公が万能、最強なストーリー。
    コミックも読んで、アニメも見てる。
    ストーリーの先を知りたくて、小説にも手を出した。
    安心して読み進められるお話(笑)

  • Web版で中盤まで読み進めているが、この1巻だけ登録する。

    基本的には好評価で、面白い。が、稚拙な点が多く気になってしまうのも事実。面白いのにもったいないので★3つ。
    以下、同じ「なろう」で異世界転生モノということで『無職転生』との比較の文脈で書く。

    ・対立する人物同士が簡単に和解しすぎ。特に子供たちの話で顕著。宗教的理由で対立していた国との和解すらアッサリと終わってしまってやばい。人の心はそんな簡単に変わらない。お花畑なのだろうか。

    ・主人公が取り立てた人物がことごとく各分野の天才に育っていき気持ち悪い。しかもその天才が簡単に成果を出し過ぎ。研究とか開発を知らない人間が書いたことを思わせる。

    ・主人公が努力せず強くなりすぎ。万能で応用効きまくるスキルですべてご都合主義に事が進む。

    ・属性とか耐性とか無効化とかがテキトーに設定されすぎ。「熱無効の俺だがこの火炎の中では生きられないだろう」とか「光と闇を合わせることで絶対に無効化できない攻撃になるのだ」とかが頻出する。それ小学生がよくやる「バリア!」「バリア無効攻撃!」「バリア無効攻撃バリア!」と同じじゃねーか。

    ・結局能力バトルになるので「強いスキル持ちが強い」以上の広がりがない&実はあの時あんなスキルでこんなことしてたから無事だったのだ!の説明がくどい(武闘会あたりで顕著)

    ・天使の名前を冠するスキルの当て字が禁書目録みたいでダサい。中二病か。あと何だったか忘れたけど光と闇だかで対になる技orキャラ名があったのだが、片方がフランス語でもう片方が英語か何かだった。こういうの地味に気になるのでちゃんと調べて名付けた方がいいと思う。

    ・速度的な凄さを表現する語彙が「音速以上」「音速を超える」しかない。強いキャラが出るたびに音速以上音速以上と言われるので読んでいてわりとつらい。

    ・主人公誰からも愛されすぎ、男女問わず簡単に忠誠を誓われすぎ。「何度も主が変わったがその度に主を殺してきたのだ。しかし今回は違う。ついに真に忠誠を捧げることのできる主に出会えたのだ」みたいなの頻出。「今まで誰のことも好きにならなかったけど、あなたに会って初めて恋を知ったの……!」の変形だと思って読んでる。

    ・さすおにが酷い。「こんな天才達を配下に持っている上その配下達全員より数段上の力を持っているがそれをひけらかさずでもみんなから愛されてる俺」みたいな。あははー主人公すごーい。

    ・「このキャラは本来平凡な感じで終わるはずだったが主人公に取り立てられたことで以下略」みたいなパターンが多くて、読んでいてつらい。「このキャラは強かったが主人公に対する選択を誤ったことで運命が決まってしまった」みたいな逆パターンもあり。

    ・文章力がない。勇者に関する複雑な時系列の流れがまったく説明できてない。文の切れ目で明示されずに主語が変わったりして、読者が置いてきぼりになる。文脈で主語を補いながら読まないと意味不明になる。

    ・このキャラはこんなに天才なんですよー!はよく出てくるが、そいつの人となりがわかる描写がとても少ない。結果、登場当初は油断ならない敵だったり嫌なやつだったりしたキャラ達ですら、配下になった途端one of themに成り下がってしまう。ただの天才その1、天才その2、……がいっぱいいるだけの話。

    ・「ここは天才その1に任せとけばいいだろう。こっちは天才その2にやらせとけばうまいことやってくれるはずだ。こっちでは天才その3が知らない間にこんなすごいことをやっていた。みんなすごいなー。俺はみんなに自由にやらせてやるのだ」なぜこれで忠誠が主人公に集まると思うのか。

    ・何でもかんでも「成長」で片付けすぎ。あとその「成長」を主人公だけはしっかり見ていて正しく評価できていて……みたいな流れが多すぎて辟易とする。こういう環境に憧れちゃうオッサン会社員、いるよね……って感じ。

    ・敵であるうちは嫌な面ばかり書き、同じキャラが敵対をやめると「実は理由があった」「成長した」とかで良い面ばかり描写する。ほとんど別キャラになることもある。

    ・↑と合わせて、とにかく作者が嫌いなタイプの人間を登場させたくなくて、そういう方向に話を誘導している感じ。

    ・配下が主人公のために力をつける→精神的な要因も合わさって「成長」する→主人公驚きつつもその「成長」を喜びまた親のように見守る この流れが多すぎる。たぶん作者の理想とする上司像なんだろうが、いいかげん毎回パターン化しすぎている。

    ・話が進むごとにオッサンの都合のいい妄想感が強くなってきて所々「ウッ」となる。

    ・これでも序盤は面白かった。主人公がいろいろ試行錯誤しながら能力を身につけていく過程とか、描写は下手ながらも苦労しての環境整備やら交渉の様子とか、そういうのが書かれていた。

    ・しかし主人公サイドが勢力として安定してしまってからは主人公が強すぎ、いろいろとインフレしてしまって、話が単調。

    ・転生したらスライムという設定が面白いのに途中からはまったくそれが生かされておらずもったいない。

  • 転生したらスライムになっちゃって、その異世界みたいなところで戦うところがおもしろかった(9歳3ヶ月本人談)

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著者プロフィール

小説家。

「2022年 『転生したらスライムだった件 異聞 ~魔国暮らしのトリニティ~(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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