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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896601817
作品紹介・あらすじ
太平洋上に連なる、伊豆大島、三宅島をはじめとする伊豆諸島から小笠原群島にいたる島々は、伊豆・小笠原弧と呼ばれる、南北一二〇〇キロにわたる海底大山脈の一部である。フィリピン海プレート上に形成された伊豆・小笠原弧は、プレートの北上とともに日本列島に衝突し、丹沢山地や伊豆半島を付加させ、さまざまな地球科学的現象を起こしつづけている。本書は、伊豆・小笠原弧全域と、その北端部に位置する房総・三浦・伊豆半島、丹沢山地、相模湾などの地形や地質、火山活動、活断層と地震、化学合成生物群集などを紹介する。
感想・レビュー・書評
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◯伊豆、小笠原地域に特化した地球科学の本。難しい。趣味で読んでいる自分にはイメージがし難くて、読み進めるのにかなり難儀した。
◯分析の幅は広い。海底の地形から始まり、陸上の地層、海底の生物ももちろん解説している。
◯内容が難しいのは難しいが、自分にとって縁のある地域だっただけに、知っている地名が出てくると読むのが楽しくなる。湘南平は海の側になぜあんなに高いのかといつも不思議に思っていたが、フィリピン海プレートの沈み込みによる付加体が、地震などで隆起したものと言われるとなるほど、納得である。面白い。
◯もっと知識を増やすことはもちろん必要だが、それ以上に、文章ばかりで理解するのではなく、実際の現場に出向いて観察することにより、知識の定着とともに楽しめるのかと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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