日本海の拡大と伊豆弧の衝突 ―神奈川の大地の生い立ち (有隣新書75)

制作 : 藤岡 換太郎  平田 大二 
  • 有隣堂
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本棚登録 : 41
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896602173

作品紹介・あらすじ

神奈川を中心とする南部フォッサマグナでは四つのプレートが重なり合い、様々な地球科学現象が起きている。かつてアジア大陸の縁にあった日本列島は2000万年前頃から分裂を始め、日本海とフォッサマグナが1500万年前頃までに形成された。ほぼ同じ頃、伊豆・小笠原弧がフィリピン海プレートにのって北上を開始し、関東山地を押し曲げながら、巨摩山地、丹沢山地、伊豆半島などが次々に本州に衝突・付加した。そして、現在の日本列島の形ができた。

感想・レビュー・書評

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  • ジュラ紀から現在までの神奈川周辺の地質体形成史を一気に紹介した意欲作だが、地層などの固有名詞が多い割には図版が少なく、専門家以外がついていくのはかなり困難と思われる。

  • 興味深い内容であり、情報は充実しているが、素人には地層の名前などが次々に出てきて結構難儀した。

  • 神奈川、ひいては東西日本の成り立ち(2000万年前などからの)が学者さんの視点で難しく描かれている、専門書。

    地質、山々の成り立ち、断層などに興味がある方はぜひ。
    専門書で難解な用語はあるが
    ・用語解説
    ・図
    などがキチンと示されているのでじっくり読めば素人にもなんとなくは分かる内容

  • 神奈川の本として紹介されていたので手に取ったが、それはたまたま神奈川と静岡付近から日本海にかけて、フォッサマグナが存在する注目すべき地点であるという意味だった。

    したがって、本書で取り上げている内容は、神奈川県付近を題材に具体的な例を示しつつ、現在の日本列島周辺地域の地質学的分析、研究成果の紹介である。
    日本列島のある地域では、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北アメリカプレートがぶつかっており、その軋轢が日本列島、火山帯、地溝帯を作っている。
    非常に専門的な話なのだが、現在わかっていること、表面に現れて素人でも確認できることから、山脈の生成過程まで丁寧に説明されている。
    新書版ではあるが、1頁、1頁に籠められている情報量が非常に多く、少しずつ地図や現地の状況と照らし合わせながら読むと面白いと思う。
    超素人的ざっくり感想としては、これだけフクザツにできているのだから、関東近郊で地震がおきるのは必定だということ。
    そして、個人的には青ヶ島も孀婦岩もやはり日本列島に繋がってるのねと少し嬉しかった。

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著者プロフィール

1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰。著書に『山はどうしてできるのか』『海はどうしてできたのか』『川はどうしてできるのか』『三つの石で地球がわかる』『フォッサマグナ』(いずれも講談社ブルーバックス)など。



「2020年 『見えない絶景 深海底巨大地形』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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