武士道 Bushido: The Soul of Japan (ラダーシリーズ Level 5)
- IBCパブリッシング (2007年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896844429
作品紹介・あらすじ
義を礎とし、仁の心を尊び、己の命に代えても忠義を尽くさんとする侍たちの生きかた。散りゆく桜が淡い香りを残していくように、彼らの精神もまた朽ちることなく生き続ける。「われ、太平洋の架け橋たらん」という大志を胸に、国際連盟事務次長として世界をまたに掛けて活躍した新渡戸が、欧米人に「日本の魂」を伝えるため、英語で綴った刮目の書。レベル5。
感想・レビュー・書評
-
ほぼ無宗教でありながらモラルの高い(大人しい)日本人の言動には、武士道が根底にあるという有名な主張の本。
西洋の考え方をリスペクトしつつ、比較して、武士道を再評価するという客観的な見方をできた人が、当時の日本にどれほどいただろうか。
正直英語だったから100%は理解できなかったけど。次は日本語版を読んでみたいと思った。
偶然にも、ここ数ヶ月で紙幣の顔になっている人の本をたくさん読んでる。一万円札、千円札ときて今回は五千円札。さすがに素晴らしい本ばかりだ。
次は二千円札だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本について語るのに苦労したろうな
-
前半の章は武士道自体の要素、成り立ちを説明している。礼儀や誠実さなどの関係については述べている。日常の生活においては自身が使える主が1番大切であり、時に家族に優先することが驚きを持って描かれている。
後半は西洋の騎士道やキリスト教どの違いについて述べられる。また時には中国や韓国といった他の国における信念、考え方の違いにも触れている。
日本から武士道が少しずつ失われている事実にも触れられている。西洋では騎士道が1600年あたりから廃れていって、日本では武士道が1870年あたりから廃れていった。刀を持つことを禁止されたことが大きかったようである。
ただその後も武士道の精神というか空気のようなものが日本に残っているのは事実であって日本の文化や国民性に影響を与えていると思われる。
これが終章The Future of Bushidoの最後の一文である。
Long after, when its practices have been buried and its very name forgotten, its aromas will come floating in the air, as from a distant, unseen hill.
その慣習が埋もれ、その名前そのものが忘れ去られた後でも、その香りは遠い見知らぬ丘から漂ってくる。
-
多読を進めるうちに少し難しいなと感じるレベルになってきたら、日本語版もある本を選んでみるのはいかがでしょう? 「武士道」は、日本語版も所蔵しています。
所蔵情報:
品川図書館 837.7/Y35/5/語学
(和訳版所蔵:品川図書館 156/N88) -
日本語版との対訳で読み進めたが、TOEIC600点第では少し厳しかった。簡単な英語にすると帰って意味がとれなくなるように感じた。オリジナルな英文版が出ていると思うので、その内比較してみたい。
-
日本人としては同意出来るところも多かったのかな、と思った。
普段見慣れない英語(e.g. feudalism:封建制度)等も多く出てきたので、その点ではラダーシリーズで読めたことがより良かったように思う。 -
前回の本同様、あんまり面白さがわからなかった。読みにくいと感じたのは自分の英語力のせいもあると思うが、日本人が書いた本だから読みにくいのかなぁと思った。しばらくしたらまた読み直してみる。
-
69冊目。
-
武士道と英語の勉強のため読んでみたい。