1リットルの涙 One Liter of Tears (ラダーシリーズ Level 4)

著者 :
  • IBCパブリッシング
3.83
  • (2)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896844955

作品紹介・あらすじ

「わたしは何のために生きているの?」中学3年生で脊髄小脳変性症を発病し、歩くことも、話すこともままならなくなりながら、必死で自らの生きる道を見つけようとする亜也。母はともに悩み、時に涙しながら亜也を支え、導いてゆく。本書は亜也が治療の助けとなるようにと書き続けた日記であり、生きることに希望を見いだそうとする魂の叫びである。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラダーシリーズのレベル4の本。
    ドラマや映画にもなった難病を患った少女の日記を英訳したもの。
    医学的な単語をたくさん学ぶことができました。

    頭の中は変わらないのに体が少しずつ動かなくなるというのはご本人も苦しかっただろうし、年子で4人+ずっと離れた乳児といった5人の子供を抱えながら闘病を支えたご両親も大変だっただろうね。
    ちょっと昔の話なので、このような機能障害を持つ方に対する行政や学校・病院のサポートも整っていないし、そう考えると今はかなりその点は改善されたのだな…と思いました。
    高齢の女性が泊まり込みで重障害を持つ他人のケアをするというのもお金を稼いで生きていくために普通にあったことなんだね。こういう方たちの仕事に対する理解やサポートも今とは雲泥の差だったと思います。

    少しずつではあるけれど福祉の制度は改良されているように思う反面、病院のシステムは無料でガンガン使える人と働きながらお金を出して利用する人との公平さなど考えさせられることがいろいろあるように思いました。
    健康であることは本当に大きな財産なのだなぁ…。

  • 最初これを購入した時、TOEIC600半ばの実力で、本当に読み切れるか心配だったが、日本語版と比較しながら読了した。本の内容は、ベストセラーだけあって興味深く読めた。

  • この本棚に初めて洋書を入れます。ほとんど辞書なしで読めるレベルで、巻末についている単語でほとんど調べる事ができます。「自分はなんの為に生まれてきたのか」と自問するAYAに、本当に泣けてきます。caregiverを探すにも大変苦労している記述など、本人の苦労と共に家族の苦労も、最後まで涙の連続です。

  • 本の最後にはこの中ででてくる単語の辞書があり、いちいち辞書で調べる必要がありません。これから洋書をチャレンジする人にはピッタリです。

全5件中 1 - 5件を表示

木藤亜也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×