人生解毒波止場

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 53
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896911732

作品紹介・あらすじ

生ゴミで御殿を築いた老婆、銀座の画廊で個展を開いた路上生活者、毒電波攻撃と戦う喫茶店の女主人、自分の包皮を喰らう究極のM男…。『宝島30』好評連載の因果な人々生態図鑑。秘蔵の取材メモ「因果航路航海日誌」も一挙大公開。

感想・レビュー・書評

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  • 露悪的なだけで、ご本人はいたって健康なオーディナリーピープルなのだとわかる。漫画は「生きる」シリーズはじめ数作品読んできたがテキストは初めて。極端な壊れた人への愛情がにじみ出て心温まったりもする。司法解剖の立ち合いは白眉。

  • 因果な人のエピソード集。
    10年前に読んでまた読んで
    やっぱり好きだと思った。

    中でも、ブスデブの狂える巨乳嫁知美だっけ?あれが息苦しくて最高に良い。

  • 興味深くて不愉快で。読了後心に澱がたまる。

  • 1993年ころ、TVK(テレビ神奈川)の「ミュートマジャパン」という音楽番組にて、根本敬がゴーバンズの森若香織に其風クリムト新世界のことを熱心に話しているのをぐうぜん観た。其風クリムト新世界は釜ヶ崎で根本が見つけた「いい顔」のダウナー系オヤジ芸術家で、彼の放つ、凄まじいオーラと作品に一目惚れしてしまった。デビュー以来根本敬を師と仰ぐ私は、今すぐにでも新幹線に乗って大阪に向おうと思ったほどだ。だがしかし私は大阪には行かず、彼の人生と邂逅するには本書の上梓まで時を待つほか縁がなかった。
    この本には根本がフィールドワークし採集した因果者たちが多く登場する。その中にはぐうぜん私が出会った人間も含まれている。それがだれかはここでは明かせないが、その人間の超能力というか妖力とも言うべき不可思議なエネルギーにトリコ仕掛けの明け暮れだったのでございます。自分が遭った悲惨な体験を彷彿とさせるその人間の因果人生が綴られている。
    2000年11月3日、渋谷で開かれた「映像夜間中学」というイベントの打ち上げで初めて根本敬に会った時に、その人間の話をしたら根本に「ほぉ!」と嬌声を上げられたのを昨日のことのように覚えている。
    だがしかし根本の引力圏に近づきすぎたのはその時だけで、現在は程よい距離を保って因果の衛星軌道を無限周回しているのですが

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著者プロフィール

上智大学教授

「2019年 『東南アジアの歴史〔新版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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