本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896912029
感想・レビュー・書評
-
あらゆる問題を単純化して、巨悪として蓋をする(思考停止する)。そんなマスコミ的態度とは一線を画した、歴史的犯罪とその主犯となった教団について、超至近距離から考察を重ねた挑戦的な一冊。
なぜ人が新興宗教にハマるのか?どんな深層心理があるのか?その一端を垣間見るだけでも、読む価値がある。
取材先との距離感は、ジャーナリズムの大論点のひとつ。まるで神様かのような客観ではなく、かといって対象に陶酔しきった主観でもない。対話どころか修行まで実践してみせて、なお批判的な眼差しは持ち続ける姿勢だからこそ書けた本稿は、それを考える意味でも、大変に貴重な一冊だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示