1977鉄道少年の旅: まぼろしの名車・稀少車・駅前風景・廃線跡

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  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896913842

感想・レビュー・書評

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  • 地味な名前の写真集だけど、とんだ掘り出し物だったよシンシア。80年代オタクの心意気だね。黎明期のオタクを語るときにニューアカに言及されないのが不満だったんだよシンシア。
    20世紀産業史、すなわち近代への視線があって、それを鶴見線や郊外のニュータウンへ延びる私鉄の駅舎で表して、それを車両オタのパーソナルヒストリーと重ねるフレームワークは、まるで君の生まれた沖縄の海のようにビビッドだね。
    そんな重厚な構造を、「あ、かるい」としか言いようのない文章で、モノクロ写真(ときどき少女あり)と組み合わせるのは、今世紀のヲタにはない「粋」を感じるよシンシア。

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著者プロフィール

●著者紹介
丸田祥三(まるた しょうぞう)
1964年東京生まれ。92年写真家に転身。94年日本写真協会新人賞受賞。93年のデビュー作「棄景」は、見捨てられた風景への独自な視線が話題となり、今日の廃墟(写真)ブームの先駆となった。
著書に「棄景−廃墟への旅」(宝島社/洋泉社)、「棄景II」(洋泉社)、「東京−棄景III」(洋泉社)、「1977鉄道少年の旅」(洋泉社)、「少女物語−棄景IV」(春秋社)、「鉄道廃墟−棄景1971〜」(JTB)、共著に「鉄道廃線跡を歩く」(JTB)、「全線全駅各駅停車の旅」(小学館)、「日本風景論」(春秋社、切通理作氏との共著)などがある。

「2003年 『廃車幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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