空想哲学読本

著者 :
  • 洋泉社
3.23
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本棚登録 : 78
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896913972

感想・レビュー・書評

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  • ガンダムとニーチェ
    著者がアニメ、ゲーム、特撮に造詣が深く、哲学にも詳しい事が伝わってくる。
    面白い

  • 空想科学読本と同様、無理矢理のこじつけを楽しむ本。そういう意味ではよくできている。おもしろい。しかし、思想について誤解を招くような記述はどうしても多くなる。著者の冗談を真に受けない程度の哲学に関する基礎知識は必要。ただその上で読むならば、こうした説明の仕方もあるのかと参考になる部分はある。

  • Excellent! Fantastic!「空想~読本」というものは数あれど、ここまで強引な展開の本が今まであっただろうか?空想科学読本や空想歴史読本などは「物語なんだから仕方ないじゃん!」と言えるツッコミが多かった。しかし、本書はそれらは既存書とは一線を画す。ウルトラマンとアリストテレス、ガンダムとニーチェなどに明らかに関係ない2つを強引に繋げて展開して理論を展開して行く。なんとマンガとはあらゆる哲学のエッセンスが集約されていたものだったのか!目からうろこが落ちる思いである、著者を信ずるとすればの話だが…。

  • 文体が砕けすぎなところが少し気になってしまうが、なかなか分かりやすい。

    冒頭の哲学史の一覧表は哲学を勉強する際に役立つので、コピーを取っておいてもいいかも。

    3章の「エヴァンゲリオンでデカルトがわかる」は、個人的興味と合致して楽しく読ませてもらった。

  • 哲学もアニメも素敵な娯楽???

    哲学、良く分からないものだが
    分からないなりに楽しもうというのが著者の趣旨のようで
    これを読んですごく良く分かったというのを期待している
    訳ではなさそうである

    それぞれのアニメについて知っていればそれはそれで楽しめたの
    だろうが、私は半分ぐらいしか知らないのでちょっと難しかった
    逆に全部のアニメについて知っていてこの「哲学」に興味を持って
    いるレアな読者向けなのだろうか
    もしくは周辺の知識がある人への入門書としてなのか
    どうなのだろう
    入門書としてだと哲学の説明が少し難解だったような気がする
    私としては例えばニーチェとエヴァンゲリオンについて
    さらに詳しく知りたいなどと不思議な興味のきっかけになった
    ような気がする

  • これを読むとニーチェが身近になります。

  • 大学の時清水くんに貸して以来返ってこないよう。

  • 久々におんもしろい本に出会えました。
    セーラームーンやエヴァンゲリオン、ポケモンなどを哲学的に解読する本です。

  • アニメの世界に哲学思想を見出すという着想は面白いけど、所詮予備校講師がウケねらいで話していること。「哲学への多少の誤解が生じる場合も」とか「アニメについて詳細な知識をおもちの方々が本書の情報に不足を感じられるかも」と筆者自身があとがきで言い訳している通り。どちらにしても中途半端な印象。

  • 高校生のときに倫理のテスト勉強これ読んでやった。哲学的思想とアニメやオタクネタを(半ば無理矢理)結びつけて解説。アニメで例えてくれると自然と理解できて覚えやすいのは悲しいオタクの性か…。

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著者プロフィール

1960年生まれ.難解な歴史や哲学をわかりやすく伝えるために予備校の講義や著述に励んでいる.

「2004年 『トマスの日本史-1000ダケヨ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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