昔話とこころの自立

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 17
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896914221

感想・レビュー・書評

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  • 友人に勧められて図書館で借りたが、途中まで読んで購入することに決めた。もう一度じっくり読みたいときが来るだろうし、別の友人にも貸したいと思ったから。
    経済的にも精神的にも自立していない人が苦手な私は、でも自分のこどもを自立させるには? 自分はこどもの自立の寂しさに耐えられるか? と考えていたが、よく知った物語にその答えがあった。さらに自立の問題だけでなく、互いに老いていく夫婦の姿、青年期を終えて(科学、物質主義)総合的に捉えていく成熟期を迎えた人間のあり方など、とても深い本だった。

  • 面白い。昔話には「子どもがどう自立するか」だけでなく、「大人が子どもに対してどうふるまえばよいか」のヒントが隠されていると思う。

    詳細はブログで。

    http://nekura-tohsan.blogspot.com/2014/02/blog-post_3.html

  • 時折、ドキリとさせられるところもあったが、全体的には「う~ん」。

    ただ、自分の内にある、子どもの自立を妨げようとする力が存在するかも、ということは頭に留めておこう。

    昔話に関しては、再読の必要ありかも。

  • 「三匹のこぶた」の3通りのエンディングに関する考察が興味深かった。
    自立していないオトナが周りに意外と多いことを最近痛感している。
    自分の足で立っていたい。

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著者プロフィール

まつい とも
ミンダナオ子ども図書館館長。
1953年、東京生まれ。1979年上智大学大学院独文修士課程修了。
ザルツブルク大学留学。福武書店(現ベネッセ)の児童図書
編集長を経て北海道へ移住。1998年フィリピン・ミンダナオ島
に渡り、2002年「ミンダナオ子ども図書館(MCL)」設立、
翌年、現地NGO法人とする。
フィリピン・ミンダナオのイスラム戦闘地域近くで、100人近く
の子どもたちと共に暮らす。2012年、現地マノボ族の洗礼を受け
酋長となる。(洗礼名アオコイ・マオンガゴンは、「心から
人を助ける我らの友」の意味)。
父は、福音館書店・初代編集長の松居直氏。
著書は『わたしの絵本体験』(教文館)、
『ふたりだけのキャンプ』(童心社)、『おひさまのくにへ』
(BL出版)、『サンパギータのくびかざり』(今人舎)ほか
多数。フェイスブック:松居友
●サイト検索:「ミンダナオ子ども図書館だより」
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews.htm

「2016年 『手をつなごうよ フィリピン・ミンダナオ子ども図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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