里山再生 (新書y 81)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896917031

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    里山崩壊の危機が続いている。
    その打開策はあるのか?
    そもそも里山は純然たる自然ではなく、人が手を加えながら維持してきたシステムなのだ。
    里山は「保護」するのではなく、積極的に「活用」することが求められている。
    例えば、敵視されてきたゴルフ場も、やり方次第では里山復活の切札になりうる。
    「保護」は里山の衰退・危機を招き、「活用」こそが里山を救う。
    「自然保護」という思い込みでは、里山の再生は実現できない。
    各地に取材した、気鋭の森林ジャーナリストによる警世の書。

    [ 目次 ]
    第1章 「里山の自然」はどこにある?(「破壊」が生み出す里山 アマゾンもボルネオも里山だ ほか)
    第2章 「里山の危機」の正体(里山を襲う「開発」と「放棄」 もう一つの危機「移入種」 ほか)
    第3章 里山を取り巻く“自然界の掟”(里山は二酸化炭素を吸収するか 「緑のダム」の微妙な効用 ほか)
    第4章 人が里山にできること(森林ボランティアの里山観 環境教育としての里山づくり ほか)

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。静岡大学農学部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。主な著作に『虚構の森』『絶望の林業』『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)、『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』 (イースト新書)、『森林異変』『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『樹木葬という選択』『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』(築地書館)、『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』(ごきげんビジネス出版・電子書籍)など多数。ほかに監訳書『フィンランド 虚像の森』(新泉社)がある。

「2023年 『山林王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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