- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896918090
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれました。
表紙もいいね。お風呂にお寿司!!
普段思いつかんような文章が多かったから、ゆっくりじっくり読みました。
お金のかかるひとり遊び。
初心者はとんでもない、中級者でも少し厳しい遊び。
簡単にいうと寿司屋の紹介なので、楽しい本ではないけども、大阪のお店だけ誰かといこうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「寿司屋は先輩が後輩に一流の男のエレガンスや粋、というものを伝え、磨くための道場なのだ」と著者が述べているが、確かに高級寿司店は、ビジネスの接待の有力な場所として位置づけられていると思う。
本書では、名だたる高級寿司店に女一人で入店し、その店の雰囲気から職人や客の動き、メインの寿司のうまさについて、するどく、おもしろおかしく、時にはなんだかよくわからない感じで書かれている。並ぶ名店は東京の店が圧倒的に多いが、関西、九州の名店もいくらか紹介されている。最近、安倍総理がオバマ大統領を接待した「すきやばし次郎」ももちろん入っているが、こんな店で一度でも寿司を食べてみたいものだ。
一流の名店と言うのは、概ね雰囲気も良くて接客も気持ちよい様だが、そこは寿司屋独特の雰囲気があり、店によってそんなにも違うのかと感心する。著者のひとり寿司初体験は、あまり良いものではなかった様だが、その内容からは少し考えすぎなのではないかと思う所もある。
内容はとにかく面白い。男のひとり寿司だとこんな風にはならないかな。 -
596.04
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やってみたいなぁ、女ひとり寿司。
度胸以前に、懐具合が・・・(笑) -
1.必ず予約を入れる。
先方にも女ひとり寿司の心準備をしてもらう。
2.自分に付いた職人は今日の見合いorプレゼン相手
本当に美味しいと思った時だけ、自分の言葉で感動を伝える。
3.敵はカウンターのこちら側にいる。 -
本書は、東京の名のある老舗から新進気鋭の寿司屋を、女一人でめぐる奮闘記だ。
名店のすし屋でカウンターに座ったことながいので、「お金でも払えば、簡単に入れるのでは?」と思っていたが、女が一人ですし屋に入るのは、周りの客から奇異の目を向けられたり、時には露骨に攻撃的な態度をとられるという、まさに針の筵を歩く状態!
そんな女一人の奮闘ドラマがぎっしり。
ただ、困るのが寿司描写が非常にリアルなので、読書中、寿司が食べたくてしょうがなくなる。
とにかく食欲を刺激し続ける!
本書を読み終えてから、お金を貯めて高級寿司を食べに行こうかと本気で考えました。 -
一流どころの寿司屋さん紹介のグルメ薀蓄だけではありません。
女がひとりでカウンターで寿司を食するのは、男文化の中に飛び込むようなちょっとした勇気がいるものです。
予約を入れて(お店にも覚悟させるため)カウンターに座り、まずは冷酒でお勧めをつまんで、お好みで握りをいただくのが彼女の流儀。
職人とのあわい、カウンターに居並ぶ客の観察・・。面白い!!
横に座った男たちに何者かと聞かれたら、「警察官あるいは自衛隊勤務」時に応じて「看護師」(笑)というそうで、バーのママやホステス、女実業家とかキャリアウーマンには見られたくない。(当たり前すぎるものね)
居並ぶ名店は、ランチ時間20分で25000円(これは最近の他情報によると3万円だとか!!)の、ハードルの高い名人級の店から、海外から凱旋のおしゃれな店、郊外のこだわりの店など、寿司だけでなく店の佇まいや客の情景などの総合的ルポ(ということは日本社会のひとつの縮図、地方のさりげない寿司屋の文化なども含めて・・)てごわい観察力、軽妙洒脱な文章力が楽しめます。
男社会の牙城であった寿司屋のカウンターに自分の財布でひとり座る女たちの出現は嬉しく、痛快です。 -
最近、寿司に興味を持ちまして。色々お邪魔するのですが、寿司よりも客に夢中です。どうしてお寿司屋さんにいる客ってあんなに個性的(?)なのだろう。この本を読みながらうなづくこと多しです。
東京の人間では無いので、寿司屋自体はあまり参考になりませんが、振舞い方は参考になるかな。 -
寿司は四十路突入以降の楽しみにとっておこう。